セヴェンヌで、視界いっぱいに広がる満天の星

頭上で満天の星が輝く場所に滞在したい、ですって?自然と空に最も近い場所へのエスケープなら、セヴェンヌとそのダークスカイ国際保護区域Réserve internationale de ciel étoilé (RICE) にレッツゴー。この保護された比類ないサイトRICEでの天体観測にうってつけの施設を、France.frが厳選してご紹介します。

エグアル山の気象台

全ての天体観測愛好家たちが、セヴェンヌで必ず最初に訪れるエグアル山の気象台。見渡す限り、自然の素晴らしいパノラマを堪能できます。フランスで最も新しい、人が常駐する山岳ステーションで、標高はなんと1,567メートル!その気象博物館を訪れれば、気象現象と観測ツールにめっぽう強くなれるでしょう。またフランス気象局の技術者と一緒に天気予報の作成や、衛星写真の判読を学ぶ研修会も開催されます。

エグアル山の気象台Observatoire météorologique du mont Aigoual (外部リンク)

アジムット・ヴォヤージュ社と行く、ワイルドなハイキング

ひと味違った星空観察のために、アジムット・ヴォヤージュ社では、セヴェンヌ国立公園のど真ん中でちょっとユニークなエクスカーションを企画しています。山岳ガイドに天文学者、又は天体物理学者も加わって一緒にハイキングをするのです。6泊7日の日程でロバの助けを借りつつ、天空と同様に手つかずの野生動物に出会いながら、他に例をみないこの場所を歩きます。マッピング、惑星、恒星、ギャラクシーや他の星雲を、このエクスカーションを通して詳しく学べるでしょう。宿泊は、天文台やユルト(遊牧民の獣皮テント)、大自然の中でのビバーク(野宿)、そして高地の民宿と色とりどりです!

アジムット・ヴォヤージュ社Azimut Voyage (外部リンク)

美しい星を眺める風変わりな民宿、バラック&バブル

ロマンティックなエスケープなら、ガール県のサン・セバスチャン・デーグルフイユSaint-Sébastien-d’Aigrefeuilleにあるバラック&バブルにどうぞ。セヴェンヌ国立公園の中心地、8ヘクタールの敷地に設置された一風変わったこの民宿は、ナタリーとディディエの夫妻が経営しています。お隣同士が全く視界に入ることなく、オークとマロニエの木々だけに囲まれて、泡型、丸屋根型、ピラミッド型の透明の施設の中で、寝泊りできます。セヴェンヌの自然を眺めながら、各室専用のジャグジーで癒しのひと時をお過ごしください。そして日が暮れたら、壮大な天の川に身をゆだねてください!すべてを手放し、夢の世界にいざなわれます・・・。

バラック&バブルCabanes & Bulles (外部リンク)

天文マニアが経営する民宿

ロゼール山の南、レ・ゼスプレルLes Esperellesに住む天文マニアのエルヴェ・ロッシュHervé Rocheは、星座ファンを迎え入れるために2つの民宿をオープンしました。彼はこの地の見事なダークスカイと天体望遠鏡Dobson 406/1800を駆使して、天体観測の手ほどきをします。さらに2軒の民宿には、古きものと新しきものを上手に組み合わせた、魅力的な装飾が施されています。ラ・クレードLa Clèdeは定員4名まで、ル・パイエLe Pailletはカップル限定です。エルヴェのおかげで、セヴェンヌのダークスカイ国際保護区域(RICE)のど真ん中で、唯一無二の滞在に酔いしれることでしょう!

レ・ゼスプレルLes Esperelles (外部リンク)

‘ノアール高原の夜’フェスティバルにて

毎年夏、未来の天文学者たちにとって、いかなる理由であってもはずせない、天文学をこよなく愛するアマチュアと専門家が結集するイベント、‘ノアール高原の夜’が開催されます。場所はガール県とアヴェロン県の間、標高1,000メートルの格別の地、ラニュエジョルLanuéjols。天文物理学者、科学ジャーナリストなどがこぞって、人工の光害を離れての天体観測と、太陽系外惑星や天空についての講演に集結します。次回は2020年7月16日~19日、ドメーヌ・ド・プラディーヌのキャンプ場で開催されます。

ノアール高原の夜Les Nuits du Causse Noir (外部リンク)
ドメーヌ・ド・プラディーヌDomaine de Pradines (外部リンク)

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