フランスの気候

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気候と地理

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この記事は 0 分で読めます2017年10月18日に公開, 2025年4月8日に更新

フランスは四季の移ろいがはっきりしていて、実に多彩な風景が広がっています。雪に包まれた山々、陽射しあふれる海辺、木陰の静かな森、岩肌がむき出しの大地——その魅力は尽きることがありません。何度訪れても、新しい発見がある国です。

フランスの地理

フランス本土の面積は55万1,500㎢、(海外領土を含めると67万5,417㎢)で、南北・東西ともにおよそ1,000kmにわたって広がっています。

ロシアとウクライナに次いでヨーロッパで3番目に広い国であり、海外県を含めると2番目の広さとなります。

フランスの国土は、およそ3,500kmにわたる海岸線があり、北海、イギリス海峡、大西洋、地中海に面しています。

北部の一部を除けば、国境の多くは海や自然の地形に囲まれており、ライン川、ジュラ山脈、アルプス山脈、ピレネー山脈などが自然の境界線となっています。


フランスの気候

フランスは温暖で過ごしやすい気候に恵まれています。大きく分けて5つの気候帯がありますが、フランス人に言わせれば「地域ごとに独自の気候(ミクロクリマ)がある」とのこと。全体的なおおまかな特徴は次の通りです:

海洋性気候(Climat océanique)
フランス西部(ブルターニュやノルマンディーなど)に見られ、年間を通じて降水が多く、冬は穏やかで夏は涼しいのが特徴です。

内陸寄りの海洋性気候(Climat océanique plus ou moins altéré)
内陸に入るにつれて、気温の変化がやや大きくなり、夏はやや暑く冬は少し寒くなります。

半大陸性気候(Climat semi-continental)
東部のアルザスやロレーヌ地方などで見られ、冬は寒く、夏は暑くなる傾向があり、気温の差が大きい地域です。

山岳気候(Climat de montagne)
アルプスやピレネー山脈、中央山地などの高地に広がり、冬は寒く雪が多く、夏は涼しくなります。

地中海性気候(Climat méditerranéen)
南部のプロヴァンス地方やコルシカ島などで見られ、夏は暑く乾燥し、冬は温暖。晴天の日が多いのが特徴です。

フランスの気候
フランスの気候


もっと詳しく知りたい方は、Météo France(フランス気象局)の公式サイトや地域ごとのインタラクティブマップをご覧ください


 

パリ:季節ごとの天気と気温、服装

春:
冬から本格的に春になった感じがするのは復活祭の頃、4月です。
ただし4月中でも毛糸類は必要になります。

夏:
梅雨はなく、空気は乾燥しており、6月でも曇っているとセーターが必要になります。1枚位はセーターを持っていた方がいいでしょう。
7~8月の日中はそれでも30度前後になります。

秋:
9月に入るとすでに秋の気配です。
雨は降る日が多くなり、夜は冷え込みます。

冬:
11月には冬の感じがします。日が短くなり、日中も厚い雲におおわれた日が多くなります。
東京よりも寒く底冷えがします。厚手のコートやセーターが重宝します。

 

上記はパリを中心にした場合です。地方や山岳地帯などはまた違いますので、行き先によってそれぞれの観光局やネットで調べることをお勧めします。

by   France.fr編集部

あなたの知らなかった、新しいフランスの魅力をお伝えします。

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