ツール・ド・フランス

イベント

  • 日付2026年7月4日 ~ 8月9日 まで
  • 場所 France

J Sports ツール・ド・フランス公式ページ(日本語)

A.S.O/Benjamin Becker
© A.S.O/Benjamin Becker

この記事は 0 分で読めます2020年4月20日に公開, 2026年6月10日に更新

世界中のスポーツファンが心待ちにする一大イベント、ツール・ド・フランス。毎年夏、象徴的なイエロージャージを先頭に、選手たちがフランス各地の道を駆け抜けます。

2026年の男子大会は、7月4日にスペイン・バルセロナを出発し、7月26日にパリでフィナーレを迎えます。2024年パリオリンピックでも話題となったモンマルトルの丘を通過した後、シャンゼリゼ通りで華やかなゴールを迎える予定です。

一方、ツール・ド・フランス・ファム(女子大会)は、8月1日から9日まで開催され、ジュラ山地や南アルプスを経て、ニースでフィナーレを迎えます。

2026年大会のコース

2026年大会は、カタルーニャ州の州都バルセロナからスタートし、フランスを西から東へ横断します。

全21ステージ、総距離3,333kmにおよぶコースでは、2級・1級・超級(Hors Catégorie)の峠が30か所、山岳ステージが8つ、さらに山頂フィニッシュが5回設定されており、見応え十分です。

今年は特にクライマー向きのコースとなっており、フランスを代表する山岳地帯が次々と登場します。

  • まず舞台となるのはピレネー山脈。レ・ザングルを経由し、ユネスコ世界遺産に登録されているガヴァルニー圏谷を通過した後、ポーやボルドーを経てドルドーニュ渓谷を北上し、ベルジュラックを通って中央高地へと向かいます。
  • その後、カンタル県を横断し、オーヴェルニュ火山地帯の中心に位置するル・リオランでフィニッシュ。さらに世界遺産にも登録されている温泉保養都市ヴィシーや、中世の趣を残すヌヴェールを経由して、モルヴァン自然公園を横断しながらブルゴーニュ地方のシャロン=シュル=ソーヌへ向かいます。
  • 続いてヴォージュ山塊ジュラ山地へ。ル・マルクシュタインを経てアルプスに入り、クロワ・ド・フェール峠やガリビエ峠、さらに伝説的な21のヘアピンカーブで知られるアルプ・デュエズを2度越えるという壮大な山岳ステージが待ち受けています。南アルプスのオルシエール=メルレットもコースに含まれます。
  • こうしてフランスを横断した選手たちは、最後にパリへ帰還。伝統のシャンゼリゼ通りでのフィニッシュに先立ち、今や大会の見どころのひとつとなったモンマルトルの丘を通過し、熱気あふれる最終ステージを締めくくります。

ツール・ド・フランスの集団がアルプス山脈を走る
© ASO / Benjamin Becker - ツール・ド・フランスの集団がアルプス山脈を走る

ツール・ド・フランスの歴史

1903年に創設されたツール・ド・フランスは、世界でも屈指の歴史と人気を誇る自転車ロードレースです。

その発案者は、スポーツ紙『ロト(L’Auto)』の編集長だったアンリ・デグランジュ。新聞の販促を目的にスポーツイベントを企画したことが、大会誕生のきっかけでした。

その試みは大成功を収め、以来100年以上にわたり(両世界大戦中を除いて)世界中のトップ選手たちが憧れのイエロージャージを目指して競い合っています。現在では190以上の国・地域で放送され、何百万人もの人々が観戦する世界的イベントとなっています。

歴代では、ジャック・アンクティル、エディ・メルクス、ベルナール・イノー、ミゲル・インドゥラインの4選手が、それぞれ通算5回の総合優勝を達成しました。

そして2025年大会では、スロベニアのタデイ・ポガチャルが4度目の総合優勝を果たしています。

フランスの絶景を楽しむツール・ド・フランス

ツール・ド・フランスの魅力はレースだけではありません。沿道では、海岸線や山岳地帯、田園風景、そして趣ある町や村など、フランス各地の多彩な景観を楽しむことができます。

2026年大会では、約10か所の新しい場所が初めてコースに登場します。ピレネー山脈のレ・ザングル、コレーズ県の中世都市ユセル、アルプスのル・グラン=ボルナン近郊にあるソレゾン高原(Plateau de Solaison)、そしてサファリパークで知られるパリ近郊のトワリーなど、魅力あふれるスポットが選手たちを迎えます。

ツール・ド・フランスをきっかけに、フランス各地の風景や文化を巡る旅に出かけてみませんか。

アルプスのブール・ドワザンとアルプ・デュエズの間を走るツール・ド・フランス・ファムの集団
© A.S.O. / Charly Lopez - アルプスのブール・ドワザンとアルプ・デュエズの間を走るツール・ド・フランス・ファムの集団

ツール・ド・フランス・ファム(女子大会)

2022年、女子版ツール・ド・フランスが復活し、「グラン・ブークル」は新たな歴史を刻み始めました。大会を率いるのは、元フランス・ロードレース王者であり、テレビ解説者としても活躍するマリオン・ルスです。

  • 2026年大会は8月1日、レマン湖畔のスイス・ローザンヌをスタート。世界トップクラスの選手たちが、1,000kmを超えるコースを駆け抜けます。
  • ジュラ山地では、湖や美しい村々を巡りながら、ポリニーなどを通過。その後はブルゴーニュ、ボジョレー、ローヌ渓谷のワイン産地を横断し、グラン・クリュ街道沿いのジュヴレ=シャンベルタン、ディジョン、マコン、ベルヴィル=アン=ボジョレ、そしてリヨン南部のトゥルノン=シュル=ローヌなどを巡ります。
  • 大会終盤の3日間は、山岳ステージが続く見どころ満載の展開です。伝説のモン・ヴァントゥを越え、シストロンの城塞を望みながら南アルプスを横断し、最後はコート・ダジュールのニースへ。華やかなプロムナード・デ・ザングレを舞台に、2026年大会の女王が決定します。

さて、今年栄冠を手にするのは誰でしょうか!

ブルターニュ地方、ヴァンヌ
© Pauline Ballet / A.S.O - ブルターニュ地方、ヴァンヌ

by Prigent Blandine

Rédactrice web France.fr