カンヌ国際映画祭

イベント

コートダジュール文化・遺産

  • 日付2025年5月13日 ~ 24日まで
  • 場所カンヌ映画祭へのアクセス

FDC
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この記事は 0 分で読めます2018年7月8日に公開, 2025年4月3日に更新

コート・ダジュールを代表する華やかなイベントといえば、毎年初夏にクロワゼット通りで開催される「カンヌ国際映画祭」。 世界中の新作と才能が集い、街は洗練と熱気に包まれます。 第78回目となる2025年の開催は、5月13日から24日までを予定。世界中の注目が集まる12日間です。

カンヌ国際映画祭は、当時のフランス文部大臣ジャン・ゼイの提案により創設され、第一回は1946年9月20日に開催されました。

1952年からは毎年恒例の映画の祭典として定着し、映画関係者にとって欠かせない国際的イベントへと成長。会場となるパレ・デ・フェスティバルでの「レッドカーペットを歩く姿(montée des marches)」は、今や映画祭の象徴的な瞬間となっています。

 映画祭における最高賞「パルム・ドール Palme d'or」は、カンヌの街の紋章であるナツメヤシの葉に由来しています。 第71回同映画祭では、是枝裕和監督の『万引き家族』がパルム・ドールを受賞しました。

映画史に残る巨匠フェデリコ・フェリーニ、イングマール・ベルイマン、ルイス・ブニュエル、フランシス・フォード・コッポラなどが作品を披露したこの映画祭では、クエンティン・タランティーノ、デヴィッド・クローネンバーグ、ラース・フォン・トリアーといった新たな才能も世界に羽ばたきました。
 

Festival de Cannes
© Festival de Cannes

第77回を振り返って

前回のカンヌ国際映画祭では、映画『バービー』の世界的成功を受けて、アメリカの脚本家・女優グレタ・ガーウィグが審査員長を務めました。開会式と閉会式の司会は、フランスの女優カミーユ・コッタンが務め、パレ・デ・フェスティバルに華を添えました。

コンペティション部門にノミネートされた22本の長編映画の中で、最高賞であるパルム・ドールを受賞したのは、アメリカのショーン・ベイカー監督・脚本による映画『Anora』でした。グランプリは、インドのパヤル・カパディア監督による『All We Imagine as Light』が受賞。

俳優部門では、『Kinds of Kindness』での演技が評価され、ジェシー・プレモンスが男優賞を受賞。女優賞は、ジャック・オディアール監督の『エミリア・ペレス Emilia Perez』に出演したセレーナ・ゴメス、カルラ・ソフィア・ガスコン、ゾーイ・サルダナ、アドリアナ・パスの4人に贈られました。

若手作家の作品に光を当てる「ある視点」部門では、グザヴィエ・ドランが審査員長を務め、ネボイシャ・スリイェプチェヴィッチ監督の『The Man Who Could Not Remain Silent』が受賞を果たしました。

受賞結果の全リストは、ぜひ公式サイトでご覧ください。

第78回カンヌ国際映画祭にスポットライトを

2024年のグレタ・ガーウィグに続き、次回の審査員長を務めるのは、世界的に名高い女優ジュリエット・ビノシュ。彼女が初めてカンヌのクロワゼットに登場してから40年──2025年、今度は審査員長としてパレ・デ・フェスティバルの階段を再び上ります。

映画ファン必見の第78回カンヌ国際映画祭は、2025年5月13日〜24日に開催予定。
審査員の全メンバーやコンペティション作品のラインナップは、今後発表される予定です。

それまでは、2024年の感動の瞬間を振り返りながら、映画の祭典の続報をお楽しみに。

by France.fr編集部

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