フランス発の高級チョコレートメゾン「Weiss」は、創業から今年で139年を数え、世界中のチョコレートファンに愛されています。今回はWeissチョコレートの魅力と、フランスのサン・テティエンヌにある見学可能なアトリエをご紹介します。
Weissチョコレートとは
Weissは、1882年にフランスのサン・テティエンヌに創業しました。当時は行われていなかった、産地とフレーバーの異なるカカオ豆をブレンドしてチョコレートを作る製法を世界で初めて発明したことでも知られています。 豆の選別から焙煎・粉砕、そして包装まで、チョコレート作りの工程をすべて自社で行っていることもWeissの特徴です。純粋なカカオバターを使用し、人工着色料や防腐剤も一切使用していません。 2014年にはフランス最高技法の証である「無形文化財企業(EVP)」を与えられ、2017年に新宿に日本での第一号店がオープンしたことで日本でも話題になりました。
Weissの創業地 サンテティエンヌ
Weissの創業者ユージェーヌ・ヴェイスが工場を構えたフランス東部の街サン・テティエンヌは、当時炭鉱業が盛んで、工業都市として栄えていました。フランス発の鉄道が敷かれたのもこの街で、カカオ豆をはじめとするチョコレートに必要な物資を容易に手に入れることができたのです。
ちなみに、現在のサン・テティエンヌはデザイン都市__として知られています。フランスで初めて、ヨーロッパではベルリンに次いで2番目の、ユネスコ創造都市デザイン部門に指定されました。デザインによるイノベーション、将来への展望、研究にフォーカスした__「国際デザインビエンナーレ」の開催都市でもあります。
Les Ateliers Weiss(レ・アトリエ・ヴェイス)
2016年にサン・テティエンヌ郊外にオープンしたWeissのブティック兼アトリエ「Les Ateliers Weiss(レ・アトリエ・ヴェイス)」では、ガイド付きのアトリエ見学に参加したり、ティールームでチョコレート商品をいただくことができます。 また、お好みのチョコレートとトッピングを選んで、オリジナルのチョコレートを作らせてもらえる体験も。サン・テティエンヌがデザイン都市であることから、ユニークなデザインのチョコレート型やパッケージも展示してあり、楽しみながらWeissチョコレートを堪能することができますよ。
by France.fr Rédaction
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