オクシタニー:アクティビティ、見どころ・・・

オクシタニー文化・遺産美食とワイン自然&アウトドア・アクティビティ

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この記事は 0 分で読めます2017年11月19日に公開, 2026年2月16日に更新

海と山に囲まれ、お祭りと郷土料理に恵まれたラングドック地方は、伝統が詰まった小箱とも言え、海水浴リゾートと文化の拠点でもあります。寛いだ雰囲気、快活で気さく、美味しいもの好きが魅了の南仏の地方です。リラックスした安らぎと、頭がくらくらするような強烈な体験、どちらも楽しめるラングドック地方。穏やかなバージョンと冒険心溢れるバージョンをどうぞ。 

地中海、ピレネー山脈、そして長い年月が刻んだ野性味あふれる渓谷に囲まれたオクシタニー地方には、表情豊かな風景が広がっています。
ミディ運河沿いのサイクリングや、カタリ派の城をめぐるハイキング、ニームやナルボンヌに残るローマ遺跡の見学など、どの体験も時をさかのぼるように、ユネスコ世界遺産に登録された地を訪ねる旅へと誘います。

中世都市カルカソンヌ

Cité médiévale de Carcassonne, Carcassonne, France

 Thomas Lenne - AdobeStock
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ユネスコ世界遺産に登録されているカルカソンヌの城塞都市は、コンタル城やサン=ナゼール大聖堂を擁し、夜になるといっそう神秘的な雰囲気に包まれます。

日が暮れたらランタンを手に、ガイドとともに散策へ。古代ローマ時代の要塞都市(オッピドゥム)を起源とし、中世に堅固な城塞へと発展、19世紀に建築家ヴィオレ=ル=デュクによって修復されたこの地で、52の塔や壮麗な門をたどりながら、歴史の重なりを感じることができます。

ミディ運河で、自転車やボートの旅を楽しむ

Canal du Midi, France

トゥールーズからセートまで約240kmにわたって続くミディ運河。63の閘門(ベジエのフォンセランヌの9連水門を含む)や、350にのぼる土木建造物が点在しています。かつての曳舟道を自転車で走ったり、ゆったりと進むペニッシュ(小型運河船)に乗ったりしながら、オクシタニー地方の魅力を自分のペースでめぐることができます。

モンペリエで、陽気な街の空気に浸る

Montpellier, France

地中海から約10kmの場所にあるモンペリエは、旧市街エキュソン地区を中心に、いきいきとした雰囲気に満ちています。コメディ広場のカフェのテラスでくつろいだり、ペイルーの遊歩道を散策して展望台やサン=クレマン水道橋を眺めたり、サン=ピエール大聖堂の鐘楼や凱旋門の上にのぼって街を一望したり。思い思いの過ごし方で、この街ならではの活気を感じられます。

モンペリエで過ごすロマンティックな週末

グラン・コースやセヴェンヌの自然公園で、心ほどけるひとときを

広大な風景や手つかずの自然、静かな休日を求める方にぴったりの場所です。グラン・コースの高原地帯を歩き、セヴェンヌの谷あいをたどり、オーブラック地方ではサン=タンドレオル湖をはじめとする湖のまわりを散策。雄大な自然に包まれながら、ゆったりとした時間を過ごせます。

コリウール周辺、コート・ヴェルメイユの海岸トレイルを歩く

Collioure, France

アルジェレス=シュル=メールからセルベールへと続くこの海岸線は、次第に起伏が増し、ダイナミックな風景へと変わっていきます。海とブドウ畑に挟まれた海岸沿いの小道を歩けば、地中海を望む美しい眺めが広がります。

途中にあるコリウールの村も見逃せない立ち寄りスポット。色鮮やかな家並みは、マティスやブラック、ピカソといった多くの芸術家にインスピレーションを与えてきました。絵画のような風景の中を散策しながら、この地ならではの魅力を感じてみてください。

ニームの円形闘技場で、古代ローマの世界へ

Arènes de Nîmes, Boulevard des Arènes, Nîmes, France

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ローマ時代の競技の舞台裏に触れてみませんか。古代建築の傑作として知られるニームの円形闘技場では、ショーや歴史の再現イベントが開催され、当時の雰囲気を体感できます。紀元1世紀末に建てられた楕円形の闘技場は、かつて約2万4千人を収容していました。

体験をさらに深めるなら、ロマニテ博物館やメゾン・カレ、フォンテーヌ庭園へも足を延ばしてみてください。古代ローマの面影が、街のあちこちに息づいています。

カマルグで、アマゾンのように馬に乗って自然を駆ける

Aigues-Mortes, France

ローヌ川のデルタ地帯に広がるカマルグでは、野趣あふれるビーチや塩田、潟湖、池のあいだを馬で巡る体験が楽しめます。黒い闘牛の放牧地「マナード」や、優雅に舞うフラミンゴについて学べるのも、この地ならでは。約10万ヘクタールに及ぶカマルグ自然公園には、ここでしか出会えない風景が広がっています。

文化遺産に触れるなら、中世の城壁に囲まれたエーグ=モルトの街を、徒歩や自転車で散策するのがおすすめ。ヴィアローヌを利用して周辺をめぐることもできます。近くにあるかつての漁村、ル・グロー=デュ=ロワの港町も、あわせて立ち寄りたい場所です。

アヴェロンにそびえる現代建築の傑作、ミヨー高架橋を眺める

Viaduc de Millau, Viaduc de Millau, Millau, France

タルン渓谷に架かるミヨー高架橋は、鋼鉄とコンクリートで造られた圧巻の建造物。最高部の高さは343mに達し、エッフェル塔よりも高いその姿は、訪れる人々を魅了します。渡る前には、周辺の展望スポットや、ミヨー高架橋の休憩エリアにある展示施設から、壮大なパノラマを楽しむのがおすすめです。

橋の足元では、タルン渓谷をカヌーで下る体験も人気。川の上から見上げる21世紀の傑作は、また違った迫力で心に残ります。

カタリ派の城をめぐる道で、中世の歴史に触れる

Château de Quéribus, Cucugnan, France

ケリビュス、ペイルペルテューズ、モンセギュール、フォワ…山の斜面に築かれた中世の城塞をたどる「カタリ派の道」。急な石段や堅固な城壁のあいだを歩いていると、まるで13世紀へと時をさかのぼったかのような感覚に包まれます。アルビジョワ十字軍の後、フランス王権が築いたこれらの要塞群は、歴史の重みを今に伝えています。

トゥールーズの「レ・ザバトワール」で、アートや音楽に触れる

Les Abattoirs, Allées Charles de Fitte, Toulouse, France

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ガロンヌ川沿いに広がるトゥールーズ。カピトル広場を散策し、川辺を歩きながら、ヤシの葉のような天井が印象的なジャコバン修道院、アッセザ館、そしてロマネスク建築の傑作サン=セルナン大聖堂を巡ったあとは、文化散策をさらに続けてみましょう。

かつての食肉処理場を改装した現代美術館「レ・ザバトワール」では、大規模なアート作品の展示に加え、コンサートも開催されています。歴史ある街並みの中で、現代アートと音楽に出会えるスポットです。

トー湖のほとりで、新鮮な牡蠣を味わう(セート近郊)

Étang de Thau, France

セート近くに広がるトー湖は、全長約20km、幅約5kmの大きな潟湖。450以上の養殖場が集まる、牡蠣やムール貝の名産地として知られています。湖畔のレストランや直売所では、新鮮な貝を味わいながら、情熱をもって育てる生産者の話を聞くことも。好みに合わせて食べ比べを楽しめるのも、この場所ならではです。Bon appétit ! 

アルビで、トゥールーズ=ロートレックの世界をたどる

Albi, France

赤レンガ造りの外観と鮮やかなフレスコ画で知られるアルビのサント=セシル大聖堂。その向かいに建つ旧司教館ベルビー宮殿には、この地で生まれた画家トゥールーズ=ロートレックの美術館があります。色彩豊かなポスターやキャバレーの情景を描いた作品を通して、ベル・エポック時代のモンマルトルへと旅するようなひとときを過ごせます。

ピレネー山脈のガヴァルニー圏谷で、壮大な滝を眺める

Cirque de Gavarnie, Gavarnie-Gèdre, France

夏も冬も、リラックスやアウトドアを楽しめる山岳リゾートとして知られるピレネー山脈には、歩いて巡りたい雄大な自然が広がっています。なかでもユネスコ世界遺産に登録されているガヴァルニー圏谷は、石灰岩がつくり出した巨大な円形の景観が印象的な場所です。

ハイキングの途中には、ターコイズブルーに輝く天然の水たまりや、高さ423mを誇る迫力満点の滝が姿を現します。ヨーロッパ有数の落差をもつこの滝は、圧倒的なスケールで訪れる人を魅了します。

オクシタニーの海岸で、カイトサーフィンなどのマリンスポーツに挑戦

Karen Images / Adobe Stock
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カイトサーフィン、ウィングフォイル、ウィンドサーフィン――どのアクティビティに挑戦してみたいですか?
オクシタニーの海岸には、こうしたマリンスポーツの名スポットが点在しています。なかでも、ルカート近郊のラ・フランキやグリュイッサンは、多くの愛好者が集まる人気のビーチです。

ウィンドサーフィンなら、カネ=アン=ルシヨンのマール・エスタン地区へ。カネ湖と地中海のあいだに広がる細かな砂浜が続き、絶好のコンディションが整っています。遠くには、標高2,784mのピレネーの峰カニグー山のシルエットも望めます。

オーシュの大階段、374段を上る

Auch, France

オーシュの旧市街を上下に結ぶ大階段は、街を訪れたら一度は通りたい名所。高低差約35mを374段でつなぎ、1863年に完成しました。途中にはいくつもの踊り場があり、彫刻や像が点在しています。なかでも、この地出身とされるダルタニャンの像は印象的。ゆっくり上りながら、街の歴史を感じてみてください。

ポン・デュ・ガール周辺を馬車で散策

Pont du Gard, Vers-Pont-du-Gard, France

ポン・デュ・ガールの美しさを味わうなら、朝の訪問がおすすめ。馬車に乗って、古代ローマの傑作を間近に眺めてみましょう。高さ49m、三層のアーチが重なる壮麗な水道橋は、ユネスコ世界遺産にも登録され、かつては5世紀にわたりニームへ水を運んでいました。

ナルボンヌで、ローマ時代の面影をたどる

Narbonne, France

「ローマの娘」とも呼ばれるナルボンヌには、古代の遺構が数多く残っています。まずはフランス最古のローマ街道ヴィア・ドミティアの石畳を歩き、地下に広がるローマ時代の倉庫跡オレウムを見学。その後は考古学博物館ナルボ・ヴィアへ。時間があれば、中世の面影が残る街並みも散策し、ジル・エセルラン塔の階段を上って街を見渡し、ゴシック様式のサン=ジュスト=サン=パストゥール大聖堂にも足を運んでみてください。

ドルドーニュ渓谷のロカマドゥールで、巡礼の階段を上る

Rocamadour, France

Hans-Martin Goede / Adobe Stock
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ロカマドゥールの聖域へと続く石段は、全部で216段。上りきった先には、黒い聖母像が祀られたサン=ソヴール聖堂や、サント=アマドゥールの地下聖堂が待っています。途中、何度でも立ち止まりながら、アルズー渓谷を見渡す雄大な景色を楽しんでください。

下りは、断崖に張り付くように建てられた中世の村の小道を気ままに散策。趣のある路地を歩いていると、この地が巡礼の地として栄えた歴史を身近に感じられます。足元に気をつけて。

コンクで石畳の路地を散策する

Conques, Conques-en-Rouergue, France

「フランスの最も美しい村」のひとつに数えられるコンクは、サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路にある、アヴェロンの小さな宝石のような村。石畳の路地をゆっくり歩きながら、その静かな佇まいを味わってみてください。サント=フォワ修道院付属教会に足を踏み入れると、ピエール・スラージュによる現代的なステンドグラスや、見事な金細工の宝物が目を引きます。
オクシタニー地方にはこのほかにも、ラグラス、サン=ギレム=ル=デゼール、サン=シル=ラポピー、コルド=シュル=シエル、コロンジュ=ラ=ルージュなど、美しい村が点在しています。

ロデーズのスラージュ美術館で、“黒”の奥行きを感じる

Musée Soulages, Avenue Victor Hugo, Rodez, France

酸化した鋼板に包まれた外観が印象的なスラージュ美術館には、ピエール・スラージュの作品約250点と資料が収蔵されています。
キャンバスに重ねられた黒の多彩な表情や、くるみの染料を使った作品の質感、コンクの修道院付属教会のステンドグラス制作に向けた習作などをじっくり鑑賞できます。滞在中は、ロデーズ大聖堂の赤砂岩の鐘楼もぜひ見上げてみてください。

マルシアックで、ジャズのリズムに身をゆだねる

Marciac, France

1978年から毎年夏に開催されているジャズフェスティバルの期間中、約2週間にわたり小さな村マルシアックは音楽の熱気に包まれます。世界中から一流のミュージシャンや歌手が集まり、村全体がジャズ一色に。グルーヴあふれるひとときを楽しみたい方にぴったりのイベントです。

パディラックの洞窟で、地底の世界を探検する

Gouffre de Padirac, Le Gouffre, Padirac, France

ロカマドゥールの近くにあるパディラック洞窟は、大地の奥深くへと誘う神秘的なスポット。巨大な縦穴を下り、地下100mを超える世界へ足を踏み入れると、そこには静かな別世界が広がっています。澄んだ水が流れる地下河川では、ボートに乗って進みながら、幻想的な鍾乳石や石灰の造形を間近に眺めることができます。

by   France.fr編集部

あなたの知らなかった、新しいフランスの魅力をお伝えします。

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