クロ・リュセ城 レオナルド・ダ・ヴィンチの没入型アートギャラリーがオープン

ロワール渓谷の古城のひとつ、クロ・リュセ城はイタリアから招聘されたレオナルド・ダ・ヴィンチの最後の住処として知られています。 この城内に今春、新たな没入型展示ギャラリーがオープンいたします。

クロ・リュセ城、レオナルド・ダ・ヴィンチの没入型アートギャラリーがオープン

500平米のスペースに作られるこのギャラリーでは、画家であり建築家であった芸術家の17の傑作を紹介します。ダ・ヴィンチについての知識を深める見学路、模型、3Dアニメーション、ゲームを通して、ルネサンスの巨匠の創作過程を知ることができます。

クロ・リュセ城に展示されたレオナルド・ダ・ヴィンチの発明品 
クロ・リュセ城公式サイト (外部リンク)

架空の美術館

建物1階部分では、見学者がダ・ヴィンチの傑作絵画17点の中に取り込まれたような感覚を味わえる展示スペースとなっています。

ルーヴル美術館、ウフィツィ美術館、バチカン美術館、ロンドン・ナショナルギャラリー、ミュンヘンのピナコテーク、クラクフ国立美術館、サンクトペテルブルクのエルミタージュ美術館、ワシントン・ナショナルギャラリー......。世界の名だたる美術館が所蔵するダ・ヴィンチの傑作が17点、ただ一つの会場に集められ、見学者を取り囲むようにデジタル投影されます。

上階ではダ・ヴィンチの設計家、建築家としての偉業に焦点を当てた展示ギャラリーとなっています。 原寸模型、3Dアニメーション、ビデオゲームなどで、ダ・ヴィンチの数学と空間幾何学への情熱を教えてくれます。

レオナルド・ダ・ヴィンチ、時代の予見者

展示会場について

一連の展示スペースが入るのは、1847年にアルノー・モワッサンArmand Moisantが設計した織物工場の跡地です。建築コンペで選ばれたChaix & Morel et Associésが改築を手がけました。

展示構成を担当したのははArc-en-Scène社で、没入型の展示構成、VR、VAを駆使しながら天才の作品に新たな視点を与え、バーチャル世界での演出に成功しています。

サントル・ヴァル・ド・ロワール地方観光局公式サイト (外部リンク) (フランス語)