【2022年夏】街歩きにおすすめなフランス各地の選りすぐりの街

Catedral de Estrasburgo
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この記事は 0 分で読めます2022年7月5日に公開

天気の良い日には、旅行先で心行くまで街歩きをしたり、景色の良いテラスでゆっくりしたりするのが嬉しいですよね。2022年夏におすすめしたい、フランス各地の15の街の魅力を、新名所やイベント情報と共にご紹介しましょう。

ストラスブール:アルザス地方の自転車天国

Philippe de Rexel / CRT Grand Est
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ストラスブールでは、歩行者とサイクリストが幅を利かせています。歴史地区と大聖堂周辺には、車は進入できません。イル川沿いの牧歌的な河岸道も、今後は自動車の通行ができなくなります。そして花できれいに飾られた典型的な木組みの家々に沿って、プチット・フランスの中心部をそぞろ歩くのは心が躍ります。また全長600㎞の自転車道が整備されたアルザス地方の首都では、ペダルを踏みたくてうずうずしてしまいますね。数あるサイクリングコースのうち一つ挙げるとすると、イル川~ライン川30㎞コースでは、マルロー岬、EUの諸機関、ユネスコ世界遺産に登録されているノイシュタットNeustadt地区を訪れ、改装工事が終了したばかりの歴史的建造物であるストラスブール市営浴場で、癒しのひと時を過ごすことができます。他には美しいプルタレス公園parc de Pourtalès、ロベルツオ自然保護区réserve naturelle de la Robertsau、ライン川のマルヌ運河を結ぶ周回コースも、ストラスブールを別の角度から楽しむのに最適です。ゆっくりと時間をかけてくださいね!

ストラスブールを訪れる

パリ:運河で自由に

Frdric / Adobe Stock
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天気が良くなると、パリにあふれるエネルギーが拡がっていきます。すべてを見たい、すべてを訪れたいという気持ちになります。セーヌ河岸を闊歩する、シャンゼリゼ大通りを下る、サマリテーヌ__の館内を巡って、新しい__ブルス・ド・コメルス__Bourse de Commerceで現代アートにうっとりする。でも、定番コースからはずれてみませんか?パリ北東方向、__ヴィレット公園__parc de la Villetteを経由して今注目のウルク運河canal de l’Ourcqに向かうのがおススメです。途中、__フィルハーモニーPhilharmonie(コンサートホール、パリ管弦楽団の本拠地)では、特別展「ヒップ・ホップ360 (ラップ、ダンス、DJなど40年にわたるフランス音楽史を紹介)」が開催されています。その後は運河に沿ってゆっくりと進み、パリで最高のストリート・アート作品のいくつかを鑑賞しましょう。

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リール:オー・ド・フランス地方の等身大のユートピア

Adobestock/ Brad Pict
© Adobestock/ Brad Pict

2004年の欧州文化首都__、2020年は__世界デザイン首都__。リールはいつも前衛的でした。2022年、オー・ド・フランス地方のこの大都市は、Lille3000(リールの文化活動を促進する団体)による第6回文化フェスティバル__「ユートピアUtopia」で、自然を中心に据えた夢の世界にいざないます。5月14日から10月2日まで、パレード、展示会、コンサート、ショー、「都市の変貌(市内各所に複数の現代アート作品を設置)」と「魔法の森(リール美術館で開催される森がテーマの特別展)」が、トリ・ポスタルTri Postal(展示・催し物会場)、サン・ソヴュール駅Gare Saint-Sauveur、リール美術館Palais des Beaux-Artsといった象徴的な場所で次々に行われます。等身大のユートピアを体感するには、アーティスティックなハイキング、ウオーキングやサイクリングが企画されていますよ。フェスティバルを楽しんだ後は、新しいリールのフードコート「グラン・セーヌGrand Scène」で« 飲んで、食べて、楽しむ »時間ですね。ここはギャラリー・ラファイエットの跡地に建てられた、食の殿堂です。

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ドーヴィル:レ・プランシュの後ろに広がる緑のノルマンディー

rh2010 / Adobe Stock
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ドーヴィルと言えば、レ・プランシュ__les Planches(海岸沿いに整備された板張りの遊歩道)が有名です。キャビン(脱衣室)や優雅な別荘ベル・エポックを横目に見ながら海岸をそぞろ歩くシックさは、色あせることがありません。カップルの方々に耳寄りな情報を。「シャバダ(ドーヴィルが舞台の映画「男と女」のテーマ曲の歌詞の一部から)」の遊歩道は、緑あふれる美しい__レ・ド・メール公園__Parc des lais de mer(土砂が水流や波風でつもり重なった砂州でできた公園)まで続き、そこにはロマンチックなハート形の庭園がひっそりと隠れています。さらにもう少し行けば、トゥクTouques川が湾曲する田園風景が広がります。川沿いの遊歩道を歩けば、メイド・イン・ノルマンディーの自然浴で元気が湧いてきますね。ドーヴィルの新しい文化スポット「__フランシスケーヌFranciscaines」でも、静かで穏やかな時間を過ごせます。美術館あり、視聴覚ライブラリーあり、見事に一新された回廊、礼拝堂と大食堂を持つショーホールありのこの文化施設は、喜びあふれる創造の素晴らしい旅にいざないます。

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マルセイユ:プロヴァンス地方での海底潜水

Saiko3p / Adobe Stock
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マルセイユのミュージアムの中で最も新しい「ミュセムMucem __(欧州・地中海文明博物館)」の特別展« 古代エジプト王のファラオン、スーパースターたちPharaons superstars »(6月22日~10月17日)を鑑賞した後、透かし模様に囲まれた廊下を通って屋上テラスに上る、あるいはマルセイユの__カランク__calanques(地中海にそびえたつ岩崖に挟まれた地形)で発見された__コスケール洞窟__grotte Cosquer(より正確には、海底に沈んでいたこの考古学の至宝の完璧なレプリカですが)の神秘的な奥底に潜ってみる、のはいかがでしょう。ミュセムと旧港Vieux-Portのすぐ隣「__ヴィラ・メディテラネVilla Méditerrannée」から出発して、歴史と壁画芸術の神髄に浸る催しが6月から行われています。ハイテク探査モデュ―ル船に数分間乗るだけで、2万7千年前にさかのぼりますよ。ゆっくりと水面に浮上するまでの感動は折り紙つきです。プロヴァンスの輝く太陽を全身で感じましょう。

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ニース:コート・ダジュールの絵画とスターたち

Valery Rokhin / Adobe Stock
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高台に上って、有名な天使の湾__baie des Angesを一望してみませんか?__プロムナード・デ・ザングレ__Promenade des Anglaisから離れてみると、視点が変わります。それでは、オリーブの木々が植えられた緑豊かな丘からニースと地中海を見下ろせる__シミエ地区__quartier de Cimiezへ行ってみましょう。そこにはレストランも、バーも、ブティックもありませんが、宝石箱のような緑に囲まれて、古代ローマ時代ケメネルムCemenelumの見事な遺跡が残っていますよ。闘牛場、浴場、円形競技場など当時に思いをはせる素晴らしい遺跡と、わくわくする考古学博物館があります。ベル・エポックの別荘と昔の邸宅が点在する美しい数々の庭園に隠れてひっそりとたたずむ、すぐ近くの「__マティス美術館__musée Matisse」と「__マルク・シャガール美術館__musée National Marc Chagall」を訪れてください。ニース天文台の巨大な丸天井と、この天文台に新しく完成した「__ユニヴェルサリオムUniversarium(天文学などを紹介するスペース)」もお忘れなく。高台の散策を星空の下で終えることができます。

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ボルドー:ヌーヴェル・アキテーヌ地方の夢のような散歩

OTC Bordeaux Métropole
© OTC Bordeaux Métropole

ユネスコ世界遺産に認定された見事な都市遺産と、歴史的建造物に指定された350以上の建物があるボルドーで、のんびりと散策をお楽しみください。歴史地区の魅力あふれる歩行者天国の通りやガロンヌ河沿いをぶらぶらしつつ、何も見逃さないようにするためには、地面に埋め込まれたブロンズのプレート« 月の港ボルドー、世界遺産__Bordeaux port de la lune-Patrimoine mondial » (ユネスコ世界遺産・散策コースの地図あり)をたどって歩くだけです。もしワインがお好きであれば「__シテ・デュ・ヴァン__Cité du Vin(ワイン博物館)」見学に前後して、この春完成した新しい2つのウオーキングコースと3つのサイクリングコースはいかがでしょう。醸造農家の施設見学が可能です。穏やかな時間が流れるエスケープに理想的な出発地点としては、かつてのボルドー動物園を改修工事して完成した、エキゾチック感満点の新しいホテル「__ゾオロジーZoologie」をおすすめします!

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モンペリエ:オクシタニ―地方のアートなツアー

 Valérie Paduano / OTC Montpellier Méditerranée Métropole
© Valérie Paduano / OTC Montpellier Méditerranée Métropole

地中海から数百メートルの街モンペリエは、エネルギーに満ち溢れています。歴史地区の中心エキュソン__Ecussonを通る趣のある路地をぶらぶらする。つばめのデザインが目を引くトラムに乗って、__ポール・マリアンヌ__Port Marianne地区の近代建築物の精鋭を堪能する。全ての感覚が目覚めますよ。勢いよくペダルをこいでビーチまで行く前に、レズ Lez川沿いでリフレッシュすると気持ちいいですね。天気の良い日は、レストラン、フード・トラック、骨董屋さんやペタンクをする人たちが楽しく集う、レズのマルシェに向かいましょう。もちろんストリート・アートもありますよ。もっとアート体験がしたい方には、「MOCO(モンペリエ・コンタンポラン)」とを訪れてみてください。光あふれる展示スペースと、日曜のブランチ場所に満場一致で決定のカフェ・レストラン「__パナセPanacée」に、ひとめぼれです。

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ディジョン:ブルゴーニュ・フランシュ・コンテ地方のアール・ド・ヴィーヴル

Alain Doire / BFC Tourisme
© Alain Doire / BFC Tourisme

歩行者専用となっている歴史地区があるので、このブルゴーニュの中心都市は昔から多くの人に愛されてきました。フクロウの道__とよばれるコースに沿って、木組みの家々と美味しい食材がならぶ市場に立ち寄りながら、22の見どころをまわります。__フィリップ善良公Philippe Le Bonの塔__の316段を上ると、頂上のテラスから360°に広がるディジョンの街並みと、その新しい至宝を眺めることができます。2022年5月6日には「__食とワインの国際会館Cité internationale de la gastronomie et des vins」が歴史地区、グラン・クリュ街道(ブルゴーニュ地方の銘柄ワインを生産するブドウ畑を通る道)、ポール・デュ・カナルport du canal地区のすぐ近くに開館しました。展覧会や試食・試飲会、食事スペースなどを兼ね備えた魅力あふれる施設です。ユネスコ無形文化遺産に登録されている、フランス人の美食とブルゴーニュのブドウ畑のクリマについて学ぶことができますよ。

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ブレスト:ブルターニュ地方の最西端

Emmanuel Berthier / CRT Bretagne
© Emmanuel Berthier / CRT Bretagne

世界最大の、また最も美しい港の一つにして、2024年の夏に開催予定の古い艤装帆船が集結する海の祭典の時には、絶好の写真スポットになります。ブルターニュ地方の最西端に位置するブレストは、水平線が目の前に広がり、キャプサンCapucins地区には新風が吹き込んでいます。フランス初の都市型ロープウエーに乗り、気軽に訪れてみましょう。旧フランス海軍造船所の屋根の下が、生活、文化、革新の場所となりました。 ヨーロッパ最大の屋根付きスペースにようこそ。海と未来がテーマの唯一無二の新博物館「70.8(地球の表面が海におおわれる面積の割合が70.8%に由来)」が、遮るもののない展望と今までにない探検をお約束します!

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オルレアン:サントル・ヴァル・ド・ロワール地方の首都

 rh2010 / Adobe Stock
© rh2010 / Adobe Stock

穏やかな時間を過ごすには、堂々たる川が流れ、フランスの最も美しい数々の古城からわずか数キロの位置にある、このロワール地方の首都が絶好です。全ての道がサント・クロワ大聖堂__cathédrale Sainte-Croixに通じる街の中心地から自転車にまたがり、ゆっくりと河岸に沿って進んでみましょう。オルレアン最古のレストラン「__キャビネ・ヴェールCabinet Vert」から美しい船頭たちの村コンブルーCombleuxまでの手つかずの自然と砂州は、これ以上ないほど魅力的です。伝統的な小型舟(トゥtoue :長さ20~30mの船底が平らで広い小舟。プラットplates:長さ5mほどの帆がない小舟で増水の際に使われた。ガバールgabarres:縦15~30m、横およそ5mの長方形の帆をつけた小舟)のどれかに乗って、水の流れに身を任せてみるのはいかがでしょう。 「オルレアン生物多様性&環境博物館MOBE(Muséum d’Orléans pour la Biodiversité et l’Environnement)」では、動植物の知識を習得することができますよ。その後は緑あふれる広大なスルス公園Parc de la Sourceで、ピクニックの時間です。

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リヨン:ローヌ・アルプ地方の河川の合流点とギャンゲット

 Jef77 / Adobe Stock
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ガリア人の古都リヨン。ソーヌ川から眺めた見事な光景は、ルネサンス様式の建物の旧市街と神秘的なバルブ島île Barbeの間を行き来するクルージング船のおかげで、一年中目にすることができます。天気に恵まれた日には、興味をそそられるコンフリュアンス博物館Musée des Confluences(人類学、社会、科学、文明、自然に関するコレクションの展示)のすぐそばにある、コンフリュアンス地区の船着場から電動船に乗り、壮大なパノラマを堪能するのがおススメです。ソーヌ河岸の遊歩道に設置されたアーティストたちの作品約20点が、クルージングにアクセントを与えてくれます。ひとつひとつ下船して作品を鑑賞し、最後はフォンテーヌ・シュル・ソーヌFontaines-sur-Saône やロシュタイエ・シュル・ソーヌRochetaillée-sur-Saôneまで行くのもいいですね。水の中に足をつけて楽しい時間を分かち合っていただけるよう、砂浜とおしゃれなギャンゲット(郊外の川沿いなどにある大衆的な酒場やダンスホール)が、みなさまをお待ちしています。

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アジャクシオ:コルシカ島の風味のすべて

Fottoo / Adobe Stock
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花に彩られた灌木地帯、澄みきった水の入り江、山々の木々と急流。アジャクシオとサンギネール諸島îles Sanguinairesを望むその魅惑的な湾には、美しい景色が凝縮しています。コルシカ出身の皇帝ナポレオンに、彼の生家Maison Bonaparte__でご挨拶。そして__フェッシュ宮殿__Palais Feschの中にある__アジャクシオ市立美術館__の見事なイタリア絵画のコレクションは必見です。最近改築されたアジャクシオの中央市場「__マルカトゥMarcatu」でグルメツアーを楽しんだ後は、地元の人のみが知る隠れ家的な場所に、こっそりと足を延ばして見てください。そこにはコルシカ島の特産物がたくさん!フィガテルfigatelles、ロンズlonzu,(ともに豚肉の燻製)、 カニストレリcanistrelli(ビスケット)、ブロッチュ brocciu(山羊のフレッシュチーズ)などを味わったらハイキングに出発。山頂の小道に沿って景色を堪能し、ギンバイカやハンニチバナ、イモーテル(コルシカ島によく生息し、乾燥させても色や形が変わらない花を持つ植物)の酔いしれるような香りに包まれます。

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ナント:ペイ・ド・ラ・ロワール地方で唯一無二の旅

F.Tomps / Le Voyage à Nantes
© F.Tomps / Le Voyage à Nantes

2022年の第11回ヴォヤージュ・ア・ナント__(ナントの旅。現代アートのイベント)が、7月2日~9月11日まで開催されます。街は再び多彩な文化イベント、展示会、インスタレーション、パフォーマンス、また姿を変えたスポットを探検し再発見する、巨大な屋外ステージとなるでしょう。遊び心に富み、ちょっとかわっているけれどロマンチックな全長約20㎞のルートが、街を縦横無尽にカバーします。どう回るかは、どうぞご自由に。赤い糸の代わりに、地面に引かれた緑のラインにそって歩を進めましょう。たくさんの素敵な出会いをお約束します。その一つが、ロワール沿いのカフェやテラスを楽しめる「__アンガー・ア・バナーヌHangar à bananes(かつてのバナナ倉庫)」からほど近い、ナント島’ïle de Nantesの巨大な象。きっと沖合から呼ばれているように感じられますよ。クルージング船でも自転車でも、河口と大西洋の砂浜はそんなに遠くありません!

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ビアリッツ:バスク地方の活気ある街

Hôtel du Palais
© Hôtel du Palais

たとえサーフボードがご趣味でなくても、ビアリッツでは、活力あふれる時間とグルメなひと時で必ず元気になれます。ビアリッツ灯台の248段の階段を上ってみましょう。頂上からは「オテル・デュ・パレ__hôtel du Palais(宮殿ホテル)」と、その豪勢な敷地が眼下に広がります。大西洋岸のホテルで唯一、パラスpalace(フランスのホテルの格付けの中で、5つ星ホテルのさらに上のランクを与えられた最高級ホテル)の格付けを与えられたこの宮殿ホテルは、かつてウージェニー皇后impératrice Eugénieの夏の別荘地で、改修工事後再オープンしたばかりです。ホテルを象徴するレストラン「__ロトンド__Rotonde」でのお食事は、事前のご予約をお勧めします。お食事のあとはグランド・プラージュGrande Plage(きめ細かな砂浜が続くビーチ)を通り、旧港の方に戻ります。打ち寄せる波をひと目見て、アール・デコ調の美しい建物の水族館を見学したら「__オラトゥア・ビアリッツOlatua Biarritz(バー&レストラン)」のルーフトップより、聖母の岩Rocher de la viergeを真正面に眺めましょう。日が沈むころに味わうのはもちろん、バスク風にアレンジされたタパスです。

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by Filliâtre Pascale

旅行ジャーナリスト。未知なるフランスをご紹介します。 filliatre.pascale@orange.fr

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