【おうち時間】自宅で楽しむ「フランスで最も美しい村」10選

少しでも気晴らしができるよう、「フランスで最も美しい村」に認定されている村からベスト10を厳選してお届けいたします。ノルマンディーからコルシカ、アルザス、そしてプロヴァンスと、さまざまな地方からセレクトしました。フランス各地の名所旧跡をお楽しみください。

1. アルザス地方のエギスハイム村

コルマール(Colmar)からほど近いエギスハイム村(Eguisheim)はアルザスワインの里でもあり、この地方の建築を象徴する村であるとも言えます。美しく弧を描いたような形をした村にはアルザス地方ならではの色とりどりの木組みの家々が連なっています。村内は花々で美しく飾られ、花で飾られた町や村の美しさを競う国内外のコンクールで何度も賞を取ったことがあります。アルザスの魅力が詰まった村と言えるでしょう。

2. ノルマンディー地方のヴール・レ・ローズ村

西に行けば、ノルマンディー地方のヴール・レ・ローズ村(Veules-les-Roses)がおすすめです。海はすぐ目の前。1000通りもの色調で輝くブルーの海とサンドビーチが夢のよう。またフランスで最も短い河、ラ・ヴール河(La Veules)のほとりを散歩するのも心地よいものです。河沿いには水車に続く小道などが続き、「フランスで最も美しい村」認定も納得の風光明媚な風景を楽しむことができます。

ブルターニュ地方のサン・シュリアック村

ブルターニュ地方では、サン・マロ(Saint-Malo)から数キロのサン・シュリアック村(Saint-Suliac)で新鮮な空気をたっぷりと吸いましょう。古い漁村のサン・シュリアックはブルターニュを流れるランス河の河口にあります。落ち着いた小さい港やカフェテラス、曲がりくねった小道を散策しましょう。村はガロー山(Mont Gareau)の登山口でもあり、山頂からはランス河やサン・シュリアック周辺に残るバイキングの遺跡を見下ろす素晴らしい眺めを楽しむことができます。

ヴァル・ド・ロワール地方のモントレゾール村

フランス中央部へと南下しましょう。サントル・ヴァル・ド・ロワール地方のモントレゾール村(Montrésor)では、村内を流れるアンドロワ河(Indrois)沿いをのんびりと散策。元々城砦があったところに建てられたルネッサンス様式の古城もこの小さな村の見どころ。木組みの家並みと合わせてお楽しみください

ブルゴーニュ地方のシャトーヌフ村

シャトーヌフ村(Châteauneuf)が「フランスで最も美しい村」ラベルの認定を受けられたのは、村を見下ろすように建てられている12世紀建造の古城が大きなポイントであったのには間違いないでしょう。この可愛らしい中世の村では小道や洗濯場、庭園や史跡に指定されている家々などを楽しみましょう。遠くに望むのはモルヴァン山塊(les monts du Morvan)。オーソワ平野(plaine de l'Auxois)が広がり、標高およそ500メートルにあるシャトーヌフのふもとからブルゴーニュ運河(canal de Bourgogne)が流れていきます。

アルプスのボンヌヴァル・シュル・アルク村

山間部を少々上って着くのが、モーリエンヌ谷(vallée de Maurienne)にあるボンヌヴァル・シュル・アルク村(Bonneval-sur-Arc)。典型的な山間リゾートで、石積みの見事なシャレーや人気のスキー場が点在し、一年を通じて、山ならではのさまざまなアクティビティを楽しむことができます。

バスク地方のサン・ジャン・ピエ・ド・ポール村

さらに南部へと向かえば、バスクの海岸。スペインとの国境もすぐそばです。ここに典型的なバスク地方の村を呈したサン・ジャン・ピエ・ド・ポール(Saint-Jean-Pied-de-Port)があります。村はサンチャゴ・デ・コンポステーラ巡礼街道の重要な宿場町で、村の建築様式や史跡が豊かな歴史を物語ってくれます。さらに、ナバラ王国の強力な拠点でもありました。悠久の歴史を持ち史跡の豊富なサン・ジャン・ピエ・ド・ポールはすぐにでも訪れたくなるはず。

オクシタニー地方のオヴィラール村

次にご紹介するのもフランス南部の村です。トゥールーズとボルドーの間にあるオヴィラール村(Auvillar)でぜひ足を止めましょう。この村もサンチャゴ・デ・コンポステーラ巡礼街道の重要な拠点でした。村の入り口は17世紀に建てられた素晴らしい時計台の門。道はこの地方の典型的な建物である円形の穀物市場までと続きます。さらに上に進めば、ガロンヌ河(Garonne)と谷を望む素晴らしい風景が広がっています。このように素晴らしい条件が重なり、オヴィラールは「フランスで最も美しい村」に認定されたのです。

プロヴァンス地方のレ・ボー・ド・プロヴァンス村

プロヴァンス地方へようこそ!アルピーユ山脈(Massif des Alpilles)にあるレ・ボー・ド・プロヴァンス(Les-Baux-de-Provence en Provence)はいかにもプロヴァンスらしい村。年間を通じて人口はわずか22人ですが、大勢の観光客が、文化財として指定された史跡が22以上あり、まるで屋根のないミュージアムのようなレ・ボーを訪れています。芸術の村にふさわしく、いくつものアートギャラリーがあり、元石切場を利用した「カリエール・ド・リュミエール(Carrières de Lumières)」で行われるイベントは著名な芸術家の作品を音楽に合わせて投影するもので、大変よく知られています

10.コルシカのピアナ

「フランスで最も美しい村」を巡るフランス一周の締めくくりは、麗しの島と呼ばれるコルシカにあるピアナ村(Piana)。劇場のように半月状に家々が並び、村から望むポルト湾は絶景です。ピアナの見どころの一つは、ピンク色の花崗岩でできたカランシュと呼ばれる入江。ユネスコの世界遺産に登録されています。ピアナを拠点に、周辺の自然を巡るさまざまなエクスカーションも楽しめます。

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