2023年にフランスを訪れたい理由8選

いよいよ今年はフランスでラグビーワールドカップが開催されます！9月8日～10月28日にかけて、フランスの9つの都市（ボルドー、リール、リヨン、マルセイユ、ナント、ニース、サンテティエンヌ、パリ/サンドニ、トゥールーズ）が試合開催地となり、世界中のラグビーファンを迎え入れることに。日本のベースキャンプ地はオクシタニー地方のトゥールーズ。このトゥールーズの他、ナントとニースでの日本戦が既に決定しています。
ラグビーの試合と試合の間には数日の空き時間があるので、観光はうってつけ。是非ラグビー観戦をきっかけに、フランス各地の魅力を発見する旅行も楽しんでくださいね。
試合開催地の観光情報についてのまとめ

2022年5月にディジョンに完成した国際美食とワイン博物館（シテ・ド・ラ・ガストロノミ・エ・デュ・ヴァン）は、1750 平方メートルの展示スペースに、フランスの食文化、ブルゴーニュの気候とブドウ畑についてに学べるコーナー、料理や醸造学が学べる教室、ショップ、10のスクリーンを備えた映画館などが入っており、多角的な役割を持ちながら訪れる人にフランスの美食を紹介しています。それに加え、2023年春にはブルゴーニュワインの3台生産地であるシャブリ、ボーヌ、マコンにも新たなワイン博物館がオープン予定です。

2023年はフランスで活動した世界的画家ピカソの没後50周年の年。ピカソは成人後生涯の大半をパリの北、モンマルトルで過ごしました。パリのポンピドゥー・センターも、ピカソの生涯と芸術的遺産を称える会場として選ばれています。2023は、パリ国立ピカソ美術館の新ピカソ研究センターの除幕も予定されています。パリ以外ではピカソが滞在したアンティーブ、ヴァロリスのピカソ関連美術館を含む12の美術館でピカソ関連の特別展が予定されているので、ピカソファンの方は今年こそフランス旅行をするチャンスです。

2023 年、ゴッホの生誕170周年を記念して、特別展「オーヴェール・シュル・オワーズのゴッホ：最後の数カ月」がまずゴッホ美術館で開催され、その後オルセー美術館でも開催されます。ゴッホはプロヴァンスの精神病院からパリのすぐ北にあるこのオーヴェール・シュル・オワーズ村に来ました。そしてここでの70日間の滞在中になんと70点もの絵画を完成させたのです。特別展はエマニュエル・コクリーがキュレーターを務め、約50点の絵画作品が展示されます。

ニームにある古代ローマ時代に造られた神殿メゾン・カレが、内部空間が修復されて2022年7月に待望の再オープンを遂げました！保存状態が優れていることで知られるこのローマ時代の神殿が、まぼろしではなく普遍的価値の反映として2023年夏にユネスコ世界遺産への登録が成れば、古代建築への畏敬の念がさらに共有されるでしょう。

「フランス人の美食術」が2010年に無形文化遺産登録されたフランスに、2022年11月、あらたに食関連の登録案件がひとつ加わりました！フランスの食卓に欠かせないフランスパン、バゲットです！パリ市では1994年からバゲットコンクールを開催しており、2022年の勝者はDAMIEN DEDUNでした。さあ、世界に改めてその価値が認められたフランスを代表する食文化を堪能しに、是非本場のバゲットを手に取ってみてくださいね！

2023年6月～18日にかけて、ルーアンのセーヌ川岸に世界最高級の背高船が集結します！ルーアン・アルマダ祭は4年に1度開催され、国際的な船舶の年間イベントの中でも重要なイベントです。フランスや外国の何千人もの船員たちが、50隻の壮大な背高船や世界中の軍用船、潜水艦で参加します。フィナーレのパレードで、船団はオンフルールとル・アーヴルの間の河口に向かって航行するのです。船が好きな方にはたまらないイベントと言えるでしょう！

オービュッソンにある国際タピスリーセンターでは、宮崎駿監督の映画作品から5場面を選びタピスリーに織り上げる「宮崎駿の空想世界をタピスリーに織る」プロジェクトが2020年より進行中です。2022年3月には1作品目（『もののけ姫』より呪いの傷を癒すアシタカ）が完成しており、今年は3作品が完成予定です！完成時期は以下のとおり。織り上がりのセレモニーが国際タピスリーセンターのYouTubeで配信されますよ。
もののけ姫：2022 年 3月25日（完成）

• 千と千尋の神隠し：2023 年 1月20日
• ハウルの動く城： 2023 年 4月21日
• ハウルの動く城：2023 年 6月16日