パリ・オペラ座のエトワール、ユーゴ・マルシャンが語るナント

パリ・オペラ座のエトワール、ユーゴ・マルシャンが生まれ故郷のナントについて語る

ユーゴ・マルシャンがFrance.frのために故郷ナントの町のお気に入りを明かしてくれました。港の商業地区「ハンガー・ア・バナーヌ(Hangar à Bananes)」、歴史的地区、文化施設「リウ・ユニーク(Lieu Unique)」などなど、アーティでトレンディなスポットが満載。かつてブルターニュ公国の中心地として栄えたナントの町で、パリ・オペラ座のエトワールをパ・ド・ドゥで追いかけます。

ユーゴ・マルシャンはナント生まれ。仕事のスケジュールの合間を縫っては、少年時代の一時期を過ごしたこの地に滞在しています。パリ・オペラ座のエトワールであるユーゴが故郷ナントの大使として、お気に入りのスポットやとっておきの思い出話をお教えします。

文化と歴史の豊かなナントの町。町の中央、イル・ド・ナントにかつて船主たちが建てた石灰土の建物がユーゴは大好きです。ナントはまた工業で栄えたまちでもあり、港周辺のエリアは現在レジャー向けに整備されています

かつてバナナ倉庫として使われていたアンガー・ア・バナーヌ(Hangars à Bananes)の跡地は、生活に密着したおでかけスポットに生まれ変わりました。ダニエル・ビュランが手がけたリング状のオブジェのある波止場沿いには、レストラン、アートギャラリー、バー、ラウンジ、クラブが並び、ナントの人びとに人気の場所となっています

ユーゴがお気に入りの一風変わった場所といえば「リウ・ユニーク」。2000年には通りに面した壁に、住人たちのお気に入りのオブジェや思い出の品々、花などを内部に収められ、ガラスで封印されました。このガラス張りの壁を再び開けるのは2100年です。当時6歳だったユーゴ・マルシャンは、自分のぬいぐるみを手放すのを嫌がったとおどけて振り返っています。

ロワイヤル・ド・リュクス(Royal de luxe)の巨大な象

ユーゴにとってとびきりの思い出は、ナントの目抜き通りクール・デ・サンカントタージュにロワイヤル・ドゥリュクス劇団の巨大な象が現れたときのこと。「あのでっかいロボには超興奮したよ。壮観だったね」。

ではナントでもっともアイコニックな場所はどこ?と尋ねると「大聖堂がとても美しいんだ」とユーゴ。数百年の歴史を証人である大聖堂は石灰土で造られており、最近改装が施されました。歴史的なものとインダストリアルなもののミックスがナントの町を豊かにしており、ユーゴ・マルシャンを喜ばせているのです。

ポルニックへ遠足

町の喧騒を逃れる場所をご紹介しましょう。「ナントは海に近くて、モルビアン湾に面したポルニックにもすぐに行くことができるんだ」。ポルニックとはユーゴが幼少期と青春期の夏を過ごした家族の別荘がある地区です。「さまざまな色があって香りがして、ヒースが生い茂って、風が吹きつけて、釣りを楽しめるところなんだ」。

ユーゴ・マルシャンの足跡をたどって、ナントとその周辺を発見する旅に出かけてみませんか?