リヨン特産の揚げ菓子『ビューニュ』を作ってみよう!

フランスはデザート王国です!特に家族全員がペーストでつくるデザートを味わう時など、おやつがまるでお祭りのよう。女性フードブロガーの何人かは、お母さんの手作り菓子を好んで取り上げています。お子さんたちと一緒に、秘伝のレシピをいくつかキッチンで試してみてください。パン・ぺルデュpain perduとクラフティーclafoutisに続き、ビューニュbugnesをご紹介します。おいしそうでしょ。

フランスの全地方と家庭には、それぞれベニェ(揚げ菓子)のレシピがあり、それぞれにちょっとした名前がついています。例えばボルドーの‘メルヴェイユMerveilles’、シャンパーニュ地方の‘ぺ・ド・ノンヌPets de nonnes’、ナントとブルターニュ地方の‘ボテローBottereaux’、コルシカ島の‘フラップFrappe’などなど。
リヨン周辺やオーヴェルニュ地方のベニェはビューニュBugnes。毎年カーニバルのお祝いには欠かせませんが、それ以外の時期に味わってももちろん構いません。テレビ番組‘最優秀パティシエ’の優勝者、アンヌ-ソフィー・ヴィダルAnne-Sophie Vidalが作るビューニュは、カリカリからフワフワまで思いのまま。生地に酵母を入れるかどうかが思案のしどころです・・  

カリカリ・ベニェ約40個 or フワフワ・ベニェ約25個の材料

  • 小麦粉250g
  • ½袋のベーキングパウダー(約6g):フワフワのビューニュを作る時にのみ追加
  • 卵2個
  • ソフトバター50g
  • 砂糖75g
  • 塩ふたつまみ
  • ラム酒大さじ2杯
  • 粉砂糖

下ごしらえ

  1. サラダボールに小麦粉(とフワフワのビューニュを作る場合はベーキングパウダー)を入れ、中央に手でくぼみを作る。予め溶いた卵を加えてしっかり混ぜる。さらに残りの材料を加えて混ぜる。手で生地をよくこね透明ラップフィルムで包み、数時間おく(6時間以上置いた場合は一度生地を冷蔵庫に入れ、使用10分前に取り出す)。もしフワフワのビューニュを作る場合は、生地が少し膨れるため食品用のラップフィルムではなく、大きめの密閉容器の方が望ましい。
  • カリカリのビューニュ:打ち粉した作業台の上に、めん棒で生地を2ミリの厚さにきれいに広げる。生地がくっつく場合は、ためらわず打ち粉を追加すること。そして生地をパイローラーで長方形(約4x8cm)にカットする。パイローラーで生地の各角に2つ切り込みを入れる。
  • フワフワのビューニュ:打ち粉した作業台の上に、めん棒で生地を約5-6㎜の厚さに広げる。生地がくっつく場合は、ためらわず打ち粉を追加すること。そして生地をパイローラーでやや幅の狭いひし形(対角線の長さ約4x12cm)にカットする。各ひし形の中央に、パイローラーで縦方向に1つ切り込みを入れる。
  1. 揚げ油を熱する。油の温度が十分に高くなったら(小さい生地の切れ端を油の中に入れ、それが膨らんですぐに表面上に浮き上がってきたら十分な温度)、5個ずつ(ご使用の鍋の大きさに応じて)約2分間、焼き色をつける。途中1分経った時点で生地を裏返すこと。カリカリのベニェはほんの少し焼き色がつくくらいに、フワフワのベニェはしっかり焼き色をつけること。

  2. キッチンペーパーで余分な揚げ油を落とす。15分冷ましたら、粉砂糖を両面にふりかける(必ず)。温かいうちに、または冷ましてからコーヒータイムやおやつにどうぞ。

カリカリ、フワフワのベニェともに密封容器で少なくとも1週間保存できます。

Anne-Sophie Vidalの料理ブログ (外部リンク)