高速郊外地下鉄 RER

メトロがパリ市内の移動手段なのに対して、パリ郊外へ行くのに便利なRER(高速郊外地下鉄)。パリ市内で大きく移動する際の地下鉄の快速としても利用できます。

RERの路線は、パリ中心を通りながらそれぞれ郊外へ延びる5路線。A線からE線の名前が付いていて、パリ市内では地下鉄線との乗り換えができます。例えば、赤のA線は市内を東西に横切り、デファンス、凱旋門、オペラ座、シャトレ、リヨン駅、ナシオンと一足飛びに移動が可能です。青のB線だったらシャルルドゴール空港からつながっている北駅、シャトレ、リュクサンブールなど。近郊の行き先はかなり先へ伸びているうえに、途中で分岐しているので要注意です。C、 D、E線およびB線の一部は国鉄SNCFが運営しているので、ユーレイルパスも使えます。

運行時間は朝5時から深夜1時15分まで。切符はRERの各駅で購入します。パリ市内はメトロと同じ切符で均一料金ですが、郊外は行き先によって金額が違うので要注意。パリの中心からRERで郊外へ出る場合、メトロの切符でも乗れますが、あらかじめ乗車駅で行き先までの切符を買わなくてはなりません。

ヴェルサイユサン・ジェルマン・アン・レーディズニーランドシャルル・ド・ゴール空港などに行くには便利。メトロに比べてやや汚れているけれど、座れるうえ、自転車を持ち込むこともできます。

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