ローラン・ギャロス(全仏オープン)

イベント

パリスポーツ・アクティビティ都市

  • 日付2026年5月18日 ~ 6月7日 まで
  • 場所パリ

ローラン・ギャロス公式サイト(英語)

ローラン・ギャロスのフィリップ・シャトリエ・コート
© Philippe Montigny / FFT - ローラン・ギャロスのフィリップ・シャトリエ・コート

この記事は 0 分で読めます2026年5月20日に公開, 2026年2月17日に更新

パリ16区、ポルト・ドートゥイユ地区へ。

“光の都”パリの入口に位置するこの穏やかで緑豊かなエリアは、毎年春になると大きく姿を変えます。春の陽射しが差し込み始める頃、世界最高峰のラケットが打ち合う音が響き渡る―。約2週間にわたり、テニス四大大会(グランドスラム)のひとつ、ローラン・ギャロス(全仏オープン)が開催されます。

2026年は、5月18日から6月7日まで開催予定です。

ローラン・ギャロス誕生の物語

1927年、4人のフランス人選手― ジャック・ブルニョン、ジャン・ボロトラ、アンリ・コシェ、ルネ・ラコステ が、アメリカでデビスカップ優勝という快挙を達成しました。彼らは後に、三銃士 にちなんで「四銃士(Les Mousquetaires)」と呼ばれるようになります。

その功績を称え、フランステニス連盟(FFT)は、新たな英雄たちにふさわしい競技施設の建設を決定しました。

ローラン・ギャロス― 飛行家の名を受け継ぐスタジアム

当時、全仏選手権を主催していたスタッド・フランセ Stade Français が、フランステニス連盟へ土地を提供することを提案します。

ただし条件がひとつありました。約3ヘクタールの敷地を、クラブ会員であり、1913年に地中海横断飛行を成功させた航空界の先駆者、ローラン・ギャロス Roland-Garros の名にちなんで命名すること。その約束は守られ、1928年から全仏テニス選手権はローラン・ギャロス競技場で開催されるようになります。

そして同年、「四銃士」は再びアメリカを破ってデビスカップを防衛。さらにコシェは男子シングルスでラコステを破り、優勝を果たしました。

ローラン・ギャロスのシモーヌ=マチュー・コート(2019年)
© Pauline Ballet / FFT - ローラン・ギャロスのシモーヌ=マチュー・コート(2019年)

赤土が育んだ伝説

こうして、テニスとクレーコート黄金時代の歴史が始まります。赤褐色のクレーコートは、世界中のスター選手たちの勝利を象徴する舞台となりました。

ここで活躍した名選手たちには、ビョルン・ボルグ、シュテフィ・グラフ、イワン・レンドル、マッツ・ビランデル などがいます。1983年には、ヤニック・ノア が優勝し、現在まで最後のフランス人男子優勝者となっています。現在では、ローラン・ギャロスは世界最大にして、最も過酷ともいわれるクレーコート大会へと成長しました。

近年では、ラファエル・ナダル(優勝14回)、ノバク・ジョコビッチ(優勝3回)が大会を象徴する存在となっています。遅いサーフェス、長いラリー、男子5セット・女子3セットという厳しい条件から、選手たちは“テニス界のマラソンランナー”とも称されます。

さらに2024年以降は、すでに大会2勝を誇る カルロス・アルカラス を中心とした新世代が、新たな歴史を築き始めています。

モードと社交が交差する場所

ファッションの都パリらしく、ローラン・ギャロスの期間中はポルト・ドートゥイユ周辺も華やかな空気に包まれます。スタジアムの観客席では、パリや世界各地の著名人たちが集い、メディアを賑わせます。また、多くのラグジュアリーブランドが会場を舞台に、フランス流ライフスタイルを発信しています。

誰もが楽しめる大会へ

世界中からトップ選手と観客が集まる一方で、ローラン・ギャロスは一般の観客にも開かれた大会です。

車いすテニス、ジュニア大会、本戦前週の予選、レジェンドマッチなど、選手たちをより身近に感じられるプログラムも充実。また、スタジアム内の芝生エリアでは、大型スクリーンで試合観戦を楽しみながら、デッキチェアに腰掛けてドリンクを片手に過ごすこともできます。

パリのローラン・ギャロス スタジアム
© Cédric Lecoq / FFT - パリのローラン・ギャロス スタジアム

進化を続けるローラン・ギャロス

大会人気の高まりとともに、会場も進化を続けています。

2019年には、温室庭園南側に建設されたコートシモーヌマチューが誕生。5,290席を備えた、木を基調とした温かみのあるスタジアムです。

さらに2021年には、四銃士の庭園(Jardin des Mousquetaires) に、ローラン・ギャロスや四銃士、ラファエル・ナダル を讃える彫刻も設置されました。

新たな入口「1番ゲート」、そしてコート・フィリップ・シャトリエとコート・スザンヌ・ランランの間に新設された第6・第8コートも加わり、観戦体験はさらに充実しています。

パリ2024大会の舞台として

2024年、ローラン・ギャロス競技場は、パリオリンピック と パリパラリンピック のテニス・ボクシング競技会場として、新たな歴史を刻みました。

この機会に、近年進められてきた施設の近代化も世界へ広く紹介されました。

ローラン・ギャロス競技場 フィリップ・シャトリエ・コートの開閉式屋根
© Christophe Guibbaud / FFT - ローラン・ギャロス競技場 フィリップ・シャトリエ・コートの開閉式屋根

by 編集部 France.fr

あなたの知らなかった、新しいフランスの魅力をお伝えします。

あわせて読みたい