巨大なアート作品や屋外インスタレーション、パフォーマンスなど、秋の3日間、パリは現代アートの熱気に包まれます。舞台となるのはグラン・パレをはじめ、首都パリのさまざまな場所。かつてFIAC(国際現代アート見本市)として親しまれた国際的なアートフェア「アート・バーゼル・パリ(Art Basel Paris)」が、2026年10月23日から25日まで開催されます。
現代アートファンにとって見逃せないパリの秋の恒例イベント、アート・バーゼル・パリ。2024年からは、大規模改修を終えたグラン・パレに会場を戻して開催されています。それ以前の2回は、改修工事のためシャン・ド・マルス公園に設けられた仮設会場「グラン・パレ・エフェメール」で開催されていました。
会場には約40か国、200近いギャラリーから、近現代美術やデザインの作品が集結。2025年に続き、2026年もパリのギャラリーが大きな存在感を示すほか、新進アーティストにもスポットが当てられる予定です。2025年には、一部の招待ギャラリーが1900年以前に制作された個性的な古美術作品を紹介する試みも行われました。

現代アートがパリの街へ
アート・バーゼル・パリの楽しみは、グラン・パレの中だけにとどまりません。期間中は、パリの街そのものがアートの舞台になります。
ヴァンドーム広場をはじめ、プティ・ゾーギュスタン礼拝堂(Chapelle des Petits-Augustins)、イエナ宮(Palais d’Iéna)、フランス学士院前、オテル・ド・ラ・マリーヌの中庭、プティ・パレに面したウィンストン・チャーチル大通り、ウジェーヌ・ドラクロワ国立美術館など、パリのさまざまな場所に作品が展示されます。

プティ・パレで楽しむトーク&カンファレンス
アート・バーゼル・パリでは、プティ・パレも会場のひとつに。一般の来場者も広く参加できるトークプログラム「Conversations(カンバセーションズ)」が開催されます。
2025年には、アーティストや現代アート界を代表する人物たちが登壇。あふれるほどのイメージに囲まれる現代社会における写真の役割、アヴァンギャルドや1960年代のラディカルな芸術表現が残したもの、さらには「物語」や「文化」が抵抗の手段となる可能性など、現代社会を映し出すさまざまなテーマについて議論が交わされました。
写真家タイラー・ミッチェルやアーティストのマルタ・ミヌヒンなども参加し、視覚芸術だけでなく、音楽、デザイン、映画へと広がる議論を展開。期間中のプティ・パレは、現代のアートと社会について考える場にもなります。
旅のアドバイス
現代アートの最前線に触れたいなら、秋のグラン・パレで開催されるアート・バーゼル・パリへ。そして会場だけでなく、イベントに合わせて作品が展示されるパリの名所にも足を延ばしてみましょう。
複数の会場をめぐる際は、徒歩や自転車、公共交通機関を利用するのがおすすめです。渋滞を気にせず移動しやすく、パリの街並みも楽しみながらアートをめぐることができます。

by Explore France Rédaction
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