ブリューノ・オジェ:カンヌ料理の最高峰

ブルターニュ地方出身のブリューノ・オジェ(Bruno Oger)はル・カネ(Le Cannet)にある彼の邸宅のためにコートダジュールと太陽いっぱいの料理を選びました。ブルターニュのシェフの旅路です。

ジョルジュ・ブラン 貴重なメンター

ブリューノ・オジェの両親はブルターニュ地方モルビアンのロリアンにあるブラッスリーを所有していました。お客様、キッチンの匂い、は幼少の頃を思い出させます。「これをやりたかったんだ!」1984年にディナールでBEP(職業教育免状)を取得するとすぐにロリアン近郊のシャトー・ド・ロックゲノレ(Château de Locguénolé)で働き始めました。

1987年はジョルジュ・ブラン(GeorgesBlanc)に出会った決定的な年です。まずリヨンの北ヴォナ(Vonnas)にある彼の三ツ星レストランで働きました。彼は料理の繊細さ、食材やその原産地に敬意を払うことを学びました。土壌にある何千もの味わい、ブレス産の鶏、蛙の足、カマスなど…。

2年後、シェフは彼にバンコクにあるマンダリン・オリエンタルホテルに行くことを提案しました。「ファックスでメニューをやりとりしました。鳥、鱸、アーティチョークなど全ての食材は輸入で、当時は届くまでにとても時間がかかりました」1993年、シェフは彼をヴォナ(Vonnas)のレストランのエグゼクティブシェフにしました。 同時に地方料理をプロモーションするために、世界中を旅しました。「この旅の間、彼を偉大なるシェフと讃えることができました。」

カンヌでの冒険

ブリューノ・オジェはカンヌへ向かうことに決めました。「到着すると同時にびっくりしたのは、南仏の明るさです。12月でしたが、 霧のヴォナを出発したのに素晴らしい太陽に迎えられました!」ディアン・バリエール=デッセニュ(Diane Barrière-Desseigne )はホテル・マジェスティック(Le Majestic)にオープンするレストランを任せました。

ブリューノ・オジェはホテルのビストロ、ルームサービスなどと調和が取れるように考えました。そしてすぐにミシュラン1ツ星を獲得しました。「2ツ星を獲るために私たちは50席と一つのキッチンしかないラ・ヴィラ・デ・リス(LaVilla des Lys)のコンセプトに変更することを決めました。」

食材については、シェフは地元と南の人々の食材を採用しました。「私はバターとクリームを使うことをやめ、オリーブオイルを使うことにしました」ホテル・マジェスティックでは、カンヌ映画祭のガラパーティーを主催しています。50回目のお祝いでは、受賞者やジャック・シラクを含む60名の特別なランチを、夜は1時間で800名のディナーを主催しました。「全て準備万端で臨んだので、まったくストレスがありませんでした。よいアドレナリン全開でした。」

自分自身で

14年間、ホテルで働いた後、ブリューノ・オジェは個人的なプロジェクトを始めたいと望みました。コート・ダジュールの美しさに魅せられ、彼の家族とともにカネにある5000平米の木々に囲まれた庭がある18世紀の歴史的建造物に住むことにしました。「私はクロワゼット通りの近くで、そしてカンヌ映画祭との強いつながりを持っていたかったです。」

2010年5月、バスティードにて

ブリューノ・オジェは一つの場所で、3つの雰囲気を味わえるようにしました。ホテルの魅力を持った26席のレストラン、110席のコージーなビストロ、そしてポップなバー!「私の妻が主要な役割を担っています。彼女はそれぞれ違う場所のデザインと雰囲気にアイディアを出しました。彼女はほんの少し毎日を見直し、季節ごとのお料理に活かしています。

菩提樹の木陰があるテラスで素晴らしい食事を楽しむ星付きレストランは、今日非常に増えています。ビストロでは、8つの前菜、8つの季節のメインが選べるメニューがあります。「マグロをいいタイミングでグリエしたサラダリビエラのような、地方とお客様に適した軽やかなプロヴァンス料理です。」そしてデザートもお忘れなく、ワゴンでサービスされます!

住所

ラ・バスティード・ブリューノ・オジェ

La Bastide BrunoOger Rue de l'Ouest 06110 Le Cannet

Le Cannet 

Rue de l'Ouest, 06110 Le Cannet