春夏に訪れたい、フランス各地の街歩き

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Barrio de la "Petite France", en Estrasburgo
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この記事は 0 分で読めます2022年7月4日に公開, 2026年5月14日に更新

春から夏にかけてのフランスは、テラスで過ごす時間や街歩きがいっそう心地よい季節。家族や友人とゆっくり散策したり、水辺を歩いたり、自転車で巡ったり――。フランス各地には、その土地ならではの「暮らすように旅する」楽しみがあります。

今回は、春夏におすすめしたいフランスの15都市をご紹介します。少しペースを落として、街の空気を感じながら旅してみませんか?

ストラスブール:アルザスで楽しむ、自転車の街

Philippe de Rexel / CRT Grand Est
© Philippe de Rexel / CRT Grand Est

ストラスブール では、歩行者とサイクリストが主役。歴史地区や大聖堂周辺は車の乗り入れが少なく、イル川沿いも心地よく散策できます。

花々で彩られた木組みの家が並ぶ「プティット・フランス」は、街歩きにぴったりのエリア。さらに約600kmもの自転車道が整備されており、自転車で巡るのもおすすめです。

イル川からライン川方面へ向かう約30kmのサイクリングコースでは、マルロー地区やヨーロッパ機関、ユネスコ世界遺産「グランド・イルとノイシュタット」地区、改装された歴史ある市営浴場などを巡ることができます。

その先には、プルタレス公園ロベルソー自然保護区マルヌ・オー・ラン運河も。ゆっくりとした時間の流れる、ストラスブールらしい旅が楽しめます。

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パリ:運河沿いで楽しむ、新しい街歩き

Frdric / Adobe Stock
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パリ は、春夏になると街全体が活気に包まれます。

セーヌ河岸シャンゼリゼ通りラ・サマリテーヌ ブルス・ド・コメルス など、見どころは尽きません。

でも今回は少し視点を変えて、北東エリアへ。ヴィレット公園からウルク運河沿いへ向かうエリアには、今のパリらしい空気感が広がっています。

運河沿いにはカフェやテラス、ストリートアートが点在し、のんびり歩くだけでも新しい発見が。定番観光とはひと味違う、ローカルなパリ散歩を楽しんでみてはいかがでしょうか。

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マルセイユ:地中海と太古の世界へ

Saiko3p / Adobe Stock
© Saiko3p / Adobe Stock

マルセイユ では、地中海の光と文化が旅を彩ります。

まず訪れたいのは、海辺に建つ MUCEM 。屋上テラスからは、旧港や地中海の絶景を一望できます。

さらに注目なのが、海底洞窟「コスケール洞窟」を再現した Grotte Cosquer 。約27,000年前の洞窟壁画を、最新技術による没入型体験で楽しめます。

歴史とアート、そしてプロヴァンスの陽光に包まれるマルセイユ。街歩きと文化体験を一緒に楽しみたい方におすすめです。

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リール:カルチャーとデザインの街

Adobestock/ Brad Pict
© Adobestock/ Brad Pict

リール は、常に新しいカルチャーを発信してきた街。

2004年には欧州文化首都、2020年には世界デザイン首都にも選ばれました。

街では「Lille3000」のプロジェクトを通じて、現代アート展やパレード、コンサート、都市空間を使ったインスタレーションなど、多彩な文化イベントが展開されています。

アート巡りの合間には、元工業地帯をリノベーションした人気スポット「ラ・フリッシュ・グルマンド (La Friche Gourmande)」へ。グルメや交流を楽しめる、リールらしい賑わいに出会えます。

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ボルドー:歩いて巡る、美しい街並み

OTC Bordeaux Métropole
© OTC Bordeaux Métropole

ボルドー は、ユネスコ世界遺産にも登録された美しい街並みで知られています。

歴史地区の石畳の道やガロンヌ川沿いを歩きながら、散策ルート « Bordeaux port de la Lune (「ボルドー・月の港」)» を辿ってみましょう。地面に埋め込まれたブロンズの目印が、街の見どころへ案内してくれます。

ワイン好きなら、シテ・デュ・ヴァン もぜひ訪れたいスポット。周辺では、ワイナリーを巡る徒歩・自転車ルートも楽しめます。

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リヨン:川辺とギャンゲットを楽しむ

 Jef77 / Adobe Stock
© Jef77 / Adobe Stock

リヨン は、水辺の風景が美しい街。

ソーヌ川では、旧市街からイル・バルブまでを結ぶ観光船が運航しています。

春夏には、コンフリュアンス地区 から電動ボートでゆったりクルーズするのもおすすめ。川沿いにはアート作品も点在しています。

郊外のフォンテーヌ=シュル=ソーヌやロシュタイエ=シュル=ソーヌでは、川辺のギャンゲット(川沿い食堂)や砂浜のある風景も楽しめます。

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ニース:アートと絶景を巡る

Valery Rokhin / Adobe Stock
© Valery Rokhin / Adobe Stock

ニース では、少し高台へ足を延ばしてみましょう。

オリーブ畑が広がるシミエ地区には、古代ローマ都市セメネルムの遺跡が残されています。

円形劇場や浴場跡を巡った後は、マティス美術館マルク・シャガール美術館 へ。

さらに天文台の大ドームでは、星空観察も楽しめます。海だけではない、文化と自然に触れるニース散歩です。

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ナント:街全体がアート空間に

F.Tomps / Le Voyage à Nantes
© F.Tomps / Le Voyage à Nantes

ナント では、毎年夏にアートイベント「Le Voyage à Nantes」が開催されます。

2026年は7月4日から9月6日まで開催予定。街全体が巨大なアート散歩コースへと変わります。

地面に描かれた緑のラインをたどれば、インスタレーションや展示、パフォーマンスなどに次々と出会えます。

イル・ド・ナントでは巨大な象のマシンも必見。ロワール川沿いのカフェやテラスでゆっくり過ごす時間も、この街ならではの魅力です。

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モンペリエ:南仏のアート散歩

 Valérie Paduano / OTC Montpellier Méditerranée Métropole
© Valérie Paduano / OTC Montpellier Méditerranée Métropole

モンペリエ は、地中海にも近いエネルギッシュな街。

旧市街「エキュソン地区 Ecussonの細い路地を歩いたり、デザイン性の高い路面電車で近代建築エリア「ポール・マリアンヌ Port Marianneへ向かったりと、多彩な表情を楽しめます。

ルズ川沿いでは、レストランや蚤の市、ペタンクを楽しむ人々が集う「Marché du Lez Marché du Lezも人気。

さらに現代アート好きなら、MO.CO. (モンペリエ・コンタンポラン) もおすすめです。

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ビアリッツ:海辺で楽しむバスク時間

Hôtel du Palais
© Hôtel du Palais

ビアリッツ は、サーフィンだけではない魅力にあふれた街。

まずは248段の階段を上って灯台へ。大西洋と街並みを一望できます。

かつてナポレオン3世皇后ウジェニーの別荘だった オテル・デュ・パレ (hôtel du Palais ) では、優雅なひとときを。

夕暮れ時には、バスク風タパスを味わいながら海辺でゆっくり過ごすのがおすすめです。

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ディジョン:ブルゴーニュ流アール・ド・ヴィーヴル

Alain Doire / BFC Tourisme
© Alain Doire / BFC Tourisme

ディジョン の旧市街は、歩いて巡るのにぴったり。

街には「フクロウの道」と呼ばれる散策ルートが整備されており、木組みの家や市場など22の見どころを巡ることができます。

316段の階段を上った先にあるフィリップ善良公の塔 (Tour Philippe Le Bon) からは、街並みを一望。

さらに、国際ガストロノミー&ワインシティ では、ブルゴーニュワインやフランス美食文化の世界に触れることができます。

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ブレスト:海と未来を感じる街

Emmanuel Berthier / CRT Bretagne
© Emmanuel Berthier / CRT Bretagne

ブレスト は、ブルターニュ西端の港町。

近年注目を集めているのが「カピュサン地区 (Capucins)」です。

フランス初の都市型ロープウェイに乗って向かうと、かつて海軍工廠だった巨大空間が、文化・交流・イノベーションの場へと生まれ変わっています。

海と未来をテーマにしたユニークな施設「70.8」もぜひ訪れてみてください。

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オルレアン:ロワール川の穏やかな時間

 rh2010 / Adobe Stock
© rh2010 / Adobe Stock

オルレアン は、ロワール川沿いの穏やかな街。

サント=クロワ大聖堂を中心に広がる街から、自転車で川沿いを巡るのがおすすめです。

船乗りの村コンブルー (Combleux)まで続くルートでは、自然豊かな景色が楽しめます。

伝統的な平底船に乗ったり、MOBE (オルレアン生物多様性・環境博物館) で自然や環境について学んだりと、ゆったりとした時間が流れます。

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ドーヴィル:ノルマンディーの海辺リゾート

rh2010 / Adobe Stock
© rh2010 / Adobe Stock

ドーヴィル を代表する風景といえば、海辺の木製遊歩道「レ・プランシュ (les Planches)

エレガントなベル・エポック様式のヴィラを眺めながらの散策は、この街ならではの楽しみです。

海辺から少し足を延ばせば、緑豊かな公園やトゥック川沿いの穏やかな自然も。

さらに修道院跡を改装した文化施設 レ・フランシスケーヌ Franciscainesには、美術館、図書館、劇場が融合し、回廊や礼拝堂、大食堂も美しく生まれ変わりました。

芸術と静けさに包まれる、ドーヴィルならではの時間が待っています。

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アジャクシオ:コルシカの香りに包まれて

Fottoo / Adobe Stock
© Fottoo / Adobe Stock

アジャクシオ を訪れるなら、春がいちばん美しい季節。

花咲くマキ(低木林)、透き通る海、山の渓流――コルシカならではの自然が旅人を迎えてくれます。

サンギネール諸島を望むアジャクシオ湾には、凝縮されたコルシカの美しさがあります。

まずはこの街で生まれた ナポレオン・ボナパルト の生家 メゾン・ボナパルト Maison Bonaparte へ。

さらに フェッシュ宮殿 Palais Fesch では、素晴らしいイタリア絵画コレクションにも出会えます。

その後は市場「Marcatu」へ。

フィガテッリ、ロンズ、カニストレリ、ブロッチュなどコルシカ名物を味わったら、香り豊かな低木林の中を歩くハイキングへ。

ミルト、シスト、イモーテル――地中海の植物の香りが、旅の記憶を彩ります。

アジャクシオを訪れる

by フィリアトル パスカル

旅行ジャーナリスト。未知なるフランスをご紹介します。 [email protected]

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