フランス旅行中の安全対策

緊急連絡先・各種手続き・オンラインでの届出ガイド

健康と安全

Florence Piot / Adobe Stock
© Florence Piot / Adobe Stock

この記事は 0 分で読めます2026年7月31日に公開, 2026年7月28日に更新

パスポートの紛失や盗難、体調不良、事故など、フランス旅行中に思いがけないトラブルに遭遇したとき、どこへ連絡し、どのような手続きをすればよいのでしょうか。

緊急連絡先や役立つ窓口、多言語対応のオンラインサービスなど、フランスの行政機関が提供するサポートを活用すれば、万一の際にも落ち着いて対応できます。ポータルサイト「Ma Sécurité(マ・セキュリテ)」を利用して、状況に応じた適切な案内を受け、安全で安心なフランス滞在をお楽しみください。

2026年夏:ジロンド県およびランド県で発生している山火事について
 

2026年7月22日以降、ジロンド県のアルカション湾北部(レージュ=キャップ=フェレ周辺)およびランド県のビスカロッス周辺で複数の山火事が発生しています。

この状況を受け、ヌーヴェル=アキテーヌ地方観光局では、被災地域の状況、安全上の注意事項、通常どおり利用できる観光施設やアクティビティ、必要に応じて利用できる受け入れ施設について情報を提供しています。

詳細はこちら(英語)

ご自身の安全を守り、消火・救助活動の妨げとならないよう、被災地域には立ち入らず、関係当局が発表する最新情報や安全に関する案内を随時確認してください。

私たちは、被害を受けられた住民や旅行者、観光関係者の皆さま、そして消火活動や救助活動にあたっている消防隊員ならびに関係者の皆さまへ、心よりお見舞い申し上げます。
 

 「Ma Sécurité」アプリの活用方法

フランス滞在中に警察・憲兵隊へ連絡し、各種手続きをスムーズに
 

ウェブサイトおよびアプリ「Ma Sécurité」では、フランス滞在中に役立つさまざまな行政サービスを、簡単かつ迅速に利用できます。

盗難やトラブルの届出・被害申告をオンラインで行えるほか、即時翻訳機能付きの多言語チャットを通じて、自分の言語で警察官や憲兵隊員へ相談することもできます。また、最寄りの警察署や憲兵隊を検索したり、パスポートの紛失や盗難被害などの際に必要な手続きを案内する実用情報を確認したりすることも可能です。

旅行中に万一トラブルが起きた場合でも、必要な手続きをスムーズに進められるようサポートしてくれるサービスです。

また、このプラットフォームは、障害のある方にも利用しやすい設計となっています。
 

オンラインで被害届を提出する・犯罪や違法行為を通報する

盗難や物品の紛失、器物損壊など、自身の財産に被害を受けた場合は、フランス滞在中に警察署へ出向かなくても、オンラインで被害届を提出できます。

また、麻薬密売、違法コンテンツ、危険運転、動物虐待など、一部の重大な違法行為については匿名で通報することも可能です。

暴力被害やサイバー攻撃、差別に関する相談については、専門の研修を受けた警察官または憲兵隊員が対応します。未成年者専用の相談窓口も設けられており、安心して相談やアドバイスを受けることができます。
 

多言語対応オンラインチャットで警察官・憲兵隊員に相談する

落とし物をした際にどのような手続きをすればよいかわからない場合や、小さなトラブルが発生した場合、そのほか旅行中のさまざまな疑問については、「Ma Sécurité」のウェブサイトまたはアプリにある安全なオンラインチャットから、警察官または憲兵隊員へ直接相談できます。

このサービスは24時間365日利用可能で、通常2分以内に担当者へつながります。130以上の言語に対応したリアルタイム翻訳機能が備わっているため、フランス語が話せなくても安心して相談できます。
 

滞在先近くの警察署・憲兵隊を探す各種手続きをサポートする実用ガイドを利用する

届出の受理証明書を受け取る場合や、各種手続きを完了させる場合、公的書類を取得する場合などには、「Ma Sécurité」アプリを使って最寄りの警察署または憲兵隊をすぐに検索できます。

インタラクティブマップには、所在地、開庁時間、バリアフリー情報、現地までのルートが表示されます。また、一部の窓口では、待ち時間を短縮するためにオンラインで来庁予約を行うこともできます。
 

各種手続きをサポートする実用ガイドを利用する

パスポートの紛失、銀行カード情報の盗難、オンライン詐欺など、旅行中に起こり得るさまざまなトラブルについて、「Ma Sécurité」アプリでは実用的なガイドを閲覧できます。

また、公共交通機関での忘れ物の探し方、フランスの交通ルールや低排出ゾーン(ZFE:Zones à Faibles Émissions)に関する情報、安全に山岳旅行を楽しむためのアドバイスなども掲載されています。

パリのセーヌ河岸
© Tof - Photographie / Adobe Stock - パリのセーヌ河岸

パスポートやクレジットカードを紛失した場合は? 各種紛失時の対応方法

パスポートやクレジットカード、大切な持ち物を紛失すると、海外旅行中は特に不安を感じるものです。フランスでは、オンラインで利用できる各種手続きや相談窓口が整備されており、スムーズに対応できるようになっています。
 

パスポートなど身分証明書を紛失した場合

最寄りの警察署で紛失届を提出し、受理証明書(récépissé)を受け取ってください。その後、ご自身の国の大使館または領事館へ連絡し、必要な手続きを行ってください。
 

公共の場所や交通機関で忘れ物・落とし物をした場合

  • パリ市内の場合:パリで落とし物をした場合は、パリ警視庁の遺失物サービスのウェブサイトから紛失届を提出できます。
  • 鉄道・駅で紛失した場合:列車内や駅で忘れ物をした場合は、オンラインで紛失届を提出するか、3635へ電話し、続けて#22を入力してください。
  • パリの地下鉄で紛失した場合:3246へ電話するか、RATPの遺失物専用サイトから手続きを行ってください。
  • 空港で紛失した場合:空港内で忘れ物をした場合は、まず紛失届を提出してください。遺失物が見つかった場合は連絡があり、15日以内であれば遺失物窓口で受け取ることができます。航空機内や空港と市内を結ぶシャトルバス内で紛失したと思われる場合は、利用した航空会社へ直接お問い合わせください。

駐車したはずの車が見当たらない場合

自家用車やレンタカーを駐車した場所に車が見当たらない場合でも、慌てる必要はありません。駐車違反などにより、レッカー移動され保管施設(車両保管所)へ移送されている可能性があります。

その場合は、フランスの行政サービスサイト「Service-Public」で車両のナンバープレート番号を入力すると、レッカー移動されているかどうかを確認できます。

また、現地へ向かう前に車両引き取り許可証をダウンロードしておくことも可能です。

パリ市によって車両が移動されたと思われる場合は、パリ市の専用サイトでナンバープレート番号を入力して確認できます。


クレジットカードを紛失した場合

クレジットカードを紛失した場合は、できるだけ早く利用停止(カード停止)の手続きを行ってください。ご利用の銀行のアプリから手続きするか、銀行のカード停止窓口へ連絡してください。

また、カード会社によっては、フランスの共同カード停止センターでも受け付けています。

  • フランス国内:0 892 705 705 
  • 海外から:+33 442 605 303 

身に覚えのない決済が行われている場合は、警察へ被害届を提出してください。

ペットとはぐれてしまった場合

ペットと一緒にフランスを旅行中、万が一はぐれてしまった場合は、最寄りの動物保護施設(保健所・収容施設)へ連絡してください。

収容後8日間(フランス海外県・海外領土では4日間)を過ぎると、動物はフランス動物保護協会(SPA)の保護施設へ引き渡されます。

SPAが運営する動物保護施設は、インターネット上で検索できます。

ホテル・レストラン・店舗とのトラブル

ホテルやレストラン、商店との間でトラブルが発生した場合は、問題が起きた県を管轄する県消費者・競争・不正防止局(DGCCRF)へ相談してください。

また、どのような場合でも、ご自身の国の大使館または領事館へ支援を求めることができます。

緊急時にはどうすればいい?

万が一の緊急事態に備えて、まずは落ち着いて状況を伝えることが大切です。

緊急通報をする際には、次の3点を伝えられるように準備してください。

  • あなたは誰ですか?
  • 今どこにいますか?
  • 何が起きましたか?(通報の理由)

緊急時の電話番号

フランス滞在中に事故や事件に巻き込まれた場合、またはその場に居合わせた場合は、状況に応じて以下の緊急電話番号をご利用ください。

電話番号内容
15救急医療(SAMU)
17警察・憲兵隊
18消防
112ヨーロッパ共通緊急電話番号
114聴覚・言語に障害のある方向け緊急通報
196海上での緊急通報
191航空機事故など航空関連の緊急通報


*「17」に電話するとどうなる?

17は、緊急時に警察または憲兵隊へ直接つながる電話番号です。

例えば、次のような場合に利用します。

  • 盗難に遭った
  • 暴行・傷害などの被害に遭った
  • 空き巣や侵入盗が現在進行中である
  • 人の生命や安全が危険にさらされている

電話を受けた担当者が状況を直ちに確認し、必要に応じて警察官や憲兵隊員を現場へ派遣します。

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