シャトー・ペラーシュは、1906年に建築家ジョルジュ・シェダンヌによって建てられた4つ星ホテルです。現在のマネージャーはマルタ・パルド=バディエ。リヨン市中心部の鉄道駅ペラーシュに隣接し、1997年11月24日に歴史的建造物に指定、2003年には「20世紀の遺産」賞を受賞しました。
2015年1月に始まった改修工事が終了し、この6月に営業再開となりました。 改修にあたり、遺産としてのホテルの主要な要素は維持しながら、より現代的なフィーリングを加えるように計画がたてられました。同時に、リヨンの街に向かってより開かれたホテルとして、ビジネス客や家族連れを中心に新たな顧客層にアピールする機会ともなりました。
100年以上の歴史
1906年 建築家ジョルジュ・シェダンヌ(1887年ローマ・コンペティションのグランプリ受賞者)によって、PLM(パリ=リヨン=地中海)鉄道会社のために建設。当初のホテル名は「ホテル・テルミヌス」。典型的な20世紀初頭のきらびやかな建築。
1937年 鉄道各社の国有化により、ホテル・テルミヌスはSNCF(フランス国鉄)が所有。SNCFは1982年まで、同ホテルの営業権をPLMロスチャイルド・ホテルグループに譲渡。この間、特に1960~70年代にかけて同ホテルは高い評判を誇り、リヨンで最も賑わったホテルの一つとなる。
1982年 SNCFがその子会社フラントゥールに、同ホテルの営業権を移す。
1986年 SHBグループがホテルを買収。2年間(1987~89年)の徹底した改修工事に1800万フラン(課税前)を投資。
1989年 最上級の快適なホテルとして、国際的な高級ホテルチェーンであるプルマンに加入。 ホテル・テルミヌスからプルマン・ペラーシュに。
1996年 プルマン・チェーンがホテル業から撤退し、プルマン・シャトー・ペラーシュはメルキュール・ホテルのネットワークに。グランドホテル・メルキュール・シャトー・ペラーシュとなる。
2000年 アコー・グループが買収。
2013年 テュレンヌ・キャピタルが買収。
2015年 改修工事

アール・ヌーボー:圧倒的な影響力
ルコアディック=スコット・スタジオ©の2人の建築家、ヤン・ル・コアディックとアセッサンドロ・スコットがデザインから全面的に見直し、改修を施しました。「アール・ヌーボー」(芸術の自然への回帰と都市環境を重視した芸術の潮流)に光を当て、植物や自然を現代のライフスタイルに再び取り入れる昨今のトレンドに沿った、建築的にも装飾的にも極めて興味深いホテルになっています。
ホテルは全120室。そのうち、 - 73室は全面改装済み、身障者向け4室、デラックス26室,スイート2室を含む。いずれも明るくモダンなつくりで、共にパリ出身の建築家であるル・コアディックとスコットのデザインによる、リヨン市をモチーフにした手の形の壁の装飾が素敵です。
- 残る47室は、より伝統的なスタイルに模様替えされています。
ホテル・レセプションに到着されたお客様はまず、ロビーの広さに目を奪われることでしょう。かつて読書室だったスペースに長さ2.5メートルの木製パネルを設置し、漆喰のコーベルや柱頭にはそぞろ歩きを楽しむカップルや輪になって踊る少女たちなど、様々な人々の姿があしらわれています。木製パネルは装飾が施された地上階のすべての部屋にも見られ、一体感が醸し出されています。
エントランスすぐ横のラウンジバー「12.2」は、最大60名収容のアットホームなスペースです。ラウンジ自体は拡張され模様替えされましたが、アール・ヌーボー調の窓のステンドグラスだけはオリジナルのままです。
4つのカテゴリーの客室
スタンダード 1人用又は2人用(ダブル又はツイン)の、現代風に装飾された快適な客室です。高品質のベッド、ウェルカム・トレイ、47インチ・ワイド画面テレビ、無料WiFiを完備。浴室はシャワーまたはバスタブのいずれかです。
スーペリア 全面改装された客室は現代風に装飾され、自然光をたっぷり取り入れて、ご滞在のはじめから終わりまで、快適さとウェルネスを感じていただけるようになっています。高品質のベッドと47インチ・ワイド画面テレビを備え、浴室はレイン・シャワー設備付きです。
デラックス 豪華で快適な客室にメルキュール用特製の高品質ベッドと55インチ・ワイド画面テレビ、iPhone/iPadの接続端子、ネスプレッソのコーヒーメーカー等々を備え、ベスト・コンディションでおくつろぎいただいたり、お仕事をしていただけます。
スイート 暖色調装飾のエレガントな40㎡のスイートルームです。キングサイズ・ベッドの寝室とは別に、ソファ・ベッドを備えたラウンジルームがついています。ネスプレッソのコーヒーメーカー、55インチ・ワイド画面テレビ,I-Homeの接続端子、バスローブに冷蔵庫も完備。リラックスできるこの上ない条件を整えています。

MICEや招待旅行にも・・・
リヨン中心部近くの心地よい地区にあるという恵まれた立地に加え、当ホテルは高度で機能的な諸設備により、会社関係の様々なイベント(会合、セミナー、会議、ガラ・ディナーなど)を企画される方々に最上のソリューションを提供いたします。 シャトー・ペラーシュの会議スペースは、2フロアにまたがる総面積800㎡に及び、12のモジュラー・ルームとボード・ルームからなります。全スペースにおいて自然光を利用し、空調と無料WiFi完備です。あらゆる種類の最先端の機器もご利用可能です。
収容人数 1階:カクテル客600名 2階:カクテル客250名
会議室 ランヴァン、パトウ、シャネル、ポワレ、ミストラル、パラティノ、フレッシュ・ドール、トラン・ブルー、シンプロン、エルト、マジョレル・ガルなど
設備 板紙、AV設備、演台、書見台、ワイヤレス、自然光、ビデオ投影機、スライド投写機、コミッティー・ルーム、空調
Hôtel Mercure ホテル・メルキュール Lyon Centre Château Perrache リヨン・サントル・シャトー・ペラーシュ 12 cours de Verdun Rambaud Esplanade de la gare 69002 LYON // France
Tel. (+33)4.72.77.15.00 Fax. (+33)4.78.37.06.56 Email: [email protected]
日本マーケット担当者 MARTA PARDO-BADIER マルタ・パルド-バディエ [email protected]
基本情報 お客様用ファシリティ •120のモダンな客室 •レストラン,ラウンジバー •駐車場 •12の会議室 •レセプションは24時間オープン
公共交通 地下鉄A線 PERRACHE ペラーシュ トラムT1/T2 PERRACHEペラーシュ
鉄道駅 • LYON PART DIEU リヨン・パールデュ • LYON PERRACHE リヨン・ペラーシュ
空港 • LYON ST EXUPERY リヨン・サンテグジュペリ空港
高速道路出口 • LYON-CENTRE-GERLAND リヨン・サントル・ジェルラン • PERRACHE-CHARLEMAGNE ペラーシュ・シャルルマーニュ
おすすめ記事 ⇒【リヨン歴史地区】 ⇒【5分でわかる「ブション・リヨネ」】

by France.fr編集部
あなたの知らなかった、新しいフランスの魅力をお伝えします。