ブールxヴァローナ:工芸とチョコレート製造

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Maxime Manenc
© Maxime Manenc

読了目安時間: 0 分21年11月2017日に公開

一見意外に思えるものの、実はごく当然な出会いというものが存在します。「クリエイティビティ&デザイン」研修の一環として、フランスの有名チョコレートメーカー「エコール・ヴァローナ」の一流シェフパティシエたちが、世界最高峰のデザイン・工芸学校の一つ「エコール・ブール」の学生たちとのコラボレーションを行いしました。そして最初に分かったこと、それは彼らの間には多くの共通点があるということでした…。

前者はチョコレートという素材を完璧に操ります。一方後者は、デッサン、彫刻、縫製、あるいは金属、木材、ガラスの加工の才能があります。「扱う素材は異なりますが、動作、仕事と創作の仕方に関しては、似たような部類に属しています」と、エコール・ブールの学生ジュリエットは断言します。工芸職人であれ、パティシエであれ、卓越した職業を志す彼らは全員、情熱にあふれています。5日間にわたり、彼らは素材、テクニック、視点を交換し合いました。エコール・ヴァローナのエグゼキュティブ・シェフ、ティエリー・ブリドロンが残念に思っていることは、ただ一つ。それは、「もっと早くに出会っていればよかったのに」ということだけです。

「彼らと触れ合うことで、思い切りが必要だと実感しました。‐いつもの木や金属ではなくチョコレートに彫刻するのは、非常に新鮮でした。」

エコール・ブールの学生たちは、シェフパティシエたちの好奇心と創造性を目覚めさせるためにやって来ました。「技術の裏には、心があります。製造と販売のルーチンに追われて、心が曇っていると、創造性が失われてしまいます」と、ティエリー・ブリドロンは認めます。「創造性は心を落ち着けて考えることで涌いてきます。彼らと触れ合うことで、思い切りが必要だと実感しました。」ジュリエットも彼の意見に同意します。「もはや芸術的アプローチの範疇にはありません。技術的な制約がより多く、自由度は低いです。」 反対に、シェフパティシエたちは、エコール・ブールの学生たちに可能性を開きました。「木やガラス、金属という、いつもの領域を出て、どんな素材でも用いられるのだと気づいたことは、非常に新鮮でした。チョコレートに彫刻したり、砂糖に細工したり…」

「シェフパティシエと工芸職人たちの創造性の高揚から、グルメの至宝の数々が生まれました。」

彫刻した動物の形のチョコレートの型、実物大のサイの頭、まるで豪華ホテルのようなテーブルウェアセット…。シェフパティシエと工芸職人たちの創造性の高揚から生まれた、グルメの至宝の数々。残念ながら、これ以上はまだ何もお教えできません。なぜならば、彼らのクリエイションは2018年の冬までは明らかにされないのですから…。

より詳しく知るには:

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Azorin Lisa

ジャーナリスト兼編集者

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