ストラスブールのフランス最古のクリスマス・マーケット
1570年に始まったストラスブールのクリスマス・マーケットは、間違いなくフランス最古のクリスマス・マーケットです。何週間にもの間、木組みの小さな家があちこちに残る街の中心部が、クリスマス・マーケットを中心に動くようになります。大聖堂の足元のマーケットが代表的ですが、おいしいものが食べたければ、ムニエ広場でアルザス地方のさまざまな味わいを楽しむことができます。オーステルリッツ広場では、クリスマスのごちそうのためのお買い物ができますし、サン・トマ広場には子供たちのための屋台があります。プティット・フランス地区にある中心部から少し離れたマーケットも忘れずに回ってください。環境に配慮し、社会の連帯を大切にする生産者たちが集まっています。特筆すべきは、クレベール広場の大きなクリスマス・ツリーです。スケートリンクを見下ろすように立つこのツリーは、毎日17時からライトアップされます。
ストラスブールのクリスマスマーケット:2019年11月22日~12月30日
おとぎ話から出てきたようなコルマールのクリスマス・マーケット
コルマールはいくつものイルミネーションで光輝く街です。訪問者はイルミネーションライトやクリスマスリースで豪華に飾られた木組みの家々の間を進んでいきます。街には6つのクリスマス・マーケットがあり、あらゆるニーズに応えています。スピリチュアル系はドミニカン広場、工芸品は旧税関の建物(コイフュス)内のマーケット、地元産の食料品はジャンヌ・ダルク広場、子供のためのマーケットならプティット・ヴニーズ地区、美食を味わうならカテドラル広場、装飾品はアンシエンヌ・ドゥアンヌ広場といった具合です。クリスマス・マーケットはコルマールの街を知る絶好の機会です。きっと、運河や橋、ロマンチックな小道を堪能するために、おだやかな季節にももう一度訪れてみたくなりますよ。
コルマールのクリスマスマーケット:2019年11月22日~12月29日
ミュルーズのカラフルなクリスマス・マーケット
テキスタイルの街としての長い歴史を持つミュルーズでは、伝統と「クリスマスの布」 を使ったクリエイティブな遺産が共存しています。この布は、毎年年末のホリデー・シーズンのために特別に作られるもので、そのモチーフと色は、街の繊維産業の歴史をヒントに選ばれています。市庁舎の正面の壁やレユニオン広場のクリスマス・マーケットの屋台、そして街のいたるところがこの布で飾られています。この地方の特産品や装飾品を見て回る時には、テキスタイルのお店にも寄ってみてください。「クリスマスの布」を使ったテーブルクロスやナプキン、さまざまな装飾品が見つかります。スーツケースにも簡単に収めることができますよ。
ミュルーズのクリスマスマーケット:2019年11月23日~12月27日
食べ物が充実のオベルネのクリスマス・マーケット
ブレデル派(伝統的に降臨節の期間に作られる小さなビスケット)であれ、マネレ派(ブリオッシュ生地で作られる人型のパン)であれ、ホット・ワイン派であれ、りんごジュース派であれ、パン・デピス(スパイス入りパウンドケーキ) 派であれ、クグロフ派であれ、オベルネの美食と工芸品を集めたクリスマス・マーケットでは、間違いなく誰もが幸せな気持ちになることでしょう。小道を散策するのにいちばんおすすめの時間は、夜が訪れてから。建物の正面にイルミネーションの明かりが灯り、「モミの木の国」 の中心部に位置するこの小さな街の魅力を余すところなく伝えてくれます。
2019年11月23日~12月31日
由緒正しいカイゼルスベルグのクリスマス・マーケット
カイゼルスベルグの歴史ある中心地では、降臨節(アドベント。クリスマス前の4週間) の期間中の毎週末、とても典型的なクリスマス・マーケットが開かれます。城壁に囲まれ、城の名残を残す物見櫓(やぐら) に見張られながら、30ほどの屋台がサントン人形(キリスト生誕の場面を表したクリスマスに飾る小さな人形) や、吹きガラスの人形、ホット・ワイン、木製のオブジェや宝飾品を売っています。カイゼルスベルグ渓谷の生産者たちが作った農作物のマーケットでも、ハーブやシロップ、ハーブティ、年末のお祝いに欠かせないフォアグラ など地元の特産品を買うことができます。クリスマスのコンサートやリサイタルもおこなわれます。
2019年11月29日~12月23日(平日)
さらに詳しく
・アルザスのクリスマス (外部リンク)
・アルザス観光局サイト (外部リンク)