リクヴィル(Riquewihr)、貴重なぶどう畑
ヴォージュ山脈のてっぺんとアルザス平野に挟まれた谷の窪地、リボーヴィレ(Ribeauvillé)にある小さな中世の町リクヴィルは、建物に統一感のある街並みが魅力的な村です。城壁、古い木製の樽と巨大なぶどう圧搾機が並ぶ石畳の中庭、望楼、木組みが素敵な家々…。すべてが見事に保存されています!周辺に広がるぶどう畑では、ヨーロッパでもっとも名高いワイナリーの一つサンティエ(Sentier)がグランクリュのワインを生産しています。
⇒リクヴィル観光局サイト (外部リンク) (フランス語)
ゼレンベール(Zellenberg):高台の小村
見えなかったとは言わせません! ぶどう畑の中にある丘の上の村、ゼレンベールは遠くからでも見つけることができます。住居のすぐ近くまでぶどうの樹が枝を伸ばし、昔ながらの建物が向かいあって立ち並んでいます。居心地の良い繭のような小村を2つの塔が見下ろしています。かつての城の名残です。塔の1つは、村の入口の美しいバロック様式の協会のそばにあり、てっぺんにはコウノトリが巣を作っています。最高のパノラマを望める場所に巣を作るなんて、コウノトリはセンスがいいですね。
⇒ゼレンベール観光公式サイト (外部リンク) (フランス語)
ミッテルベルガイム(Mittelbergheim)、伝統の風格
オベルネ(Obernai)とモン=サン=トディール(Mont-Saint-Odile)にほど近い丘の中腹にあるミッテルベルガイムは、近隣の村々からは際立った佇まいをしています。木組みの家々の代わりに、優美なルネサンス様式で建てられた薔薇色の石造りの家々が立ち並び、町の景観が慎重に保護されています。井戸、製油所、圧搾機が物語るのは、この村で伝統的なワインづくりが行なわれてきたこと。それは、1456年に始まったぶどう園の歴史、ワインの価格を記した写本『ヴァインシュラグブ(Weinschlagbuh)』にある通りです。アルザスならではの村!
⇒ミッテルベルガイム観光サイト (外部リンク) (フランス語)
アンドロー(Andlau)、牝熊の町
ぶどう畑が広がる緑の丘の町アンドローは、荘厳な修道院、リースリングの3つのグランクリュ(マンシュベルグ、カステルベルグ、ヴィべルスベルグ)によって知られています。そして、この町がケルト信仰の場であったと言われている時代から、魅力的な牝熊の神でも知られています。この土地の遺産とアルザスの伝統について知ることができる資料館 レ・アトリエ・ドゥ・ラ・セニュリー(Les Ateliers de la Seigneurie)も訪れる人々の興味を引くことでしょう。
⇒アンドロー観光サイト (外部リンク) (フランス語)
エギスアイム(Eguisheim):花の舞
そこかしこに花、花、花…。ワイン街道の村々がいずれもそうであるように、コルマールから数キロの場所に位置するエギスアムも手入れの行き届いた花々で飾られています。その美しさに優劣はとてもつけられません! 気持ちのよい広場を囲む小道には、カラフルなドールハウスのような家々がいずれも優雅に並んでいます。ワイナリーのカーヴで温かいおもてなしをうけ、ついついのんびりとしてしまいます。
⇒エギスアイム観光サイト (外部リンク) (フランス語)
ベルガイム(Bergheim)、過去にタイムスリップ
今もなお城壁がそびえ立ち、花で飾られた古い家々を囲んで曲がりくねった路地が伸び、魔女の伝説が残る村…。ベルガイムの町は、心浮き立つ過去へのタイムトリップをさせてくれます。ぶどう畑のあぜ道のたいそうのどかなさまは、この時間を封じ込めたような素敵な小村の景色を際立たせるものです。
⇒ベルガイム観光サイト (外部リンク) (フランス語)
ユナヴィル(Hunawihr)、ぶどう畑に囲まれた暮らし
村の周囲に広がるぶどう畑で迷子になるもの良いものです。もっともアルザスらしい村の一つであるここには、古い要塞教会や要塞墓地があり、ワイン生産者の家々は頑丈な造りで切妻に石畳の中庭を備えています。村には今なお聖なる洗濯女ユナの伝説が伝えられています。ユナは、ぶどうの収穫量が足りなかった時に泉からワインを湧かせました。コウノトリで人気の自然教公園、ナチュロパルク(Naturoparc)もあります。コウノトリはアルザス地方のシンボル鳥で、巣作りされた家には幸福が訪れると言われています。
⇒ユナヴィル観光公式サイト (外部リンク) (フランス語)
カイゼルスベルグ(Kaysersberg)、インペリアル!
2017年に「フランス人が選ぶ好きな村」に選ばれたカイゼルスベルグは、きっとあなたの好きな村になるはず。神聖ローマ帝国時代の城の遺跡まで登る勇気のある者だけが、素晴らしい眺望を楽しむことができます。ヴァイス川(Weiss)にかかる要塞化された古い橋はヴォージュの薔薇色をした砂岩で造られ、風格を備えています。川の両岸には、傾斜した屋根を持った木組みの家々が優雅さを競い合うように並んでいます。コンスタンティヌスの泉(fontaine Constantin)、ロマネスク様式の扉を備えたサント=クロワ教会(église Sainte-Croix)がマジカルな雰囲気をさらに高めています。
⇒カイゼルスベルグ観光公式サイト (外部リンク) (フランス語)
さらに詳しく
・アルザスワイン街道公式サイト (外部リンク) (フランス語)
・アルザス観光局公式サイト (外部リンク) (英語)
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