タラソテラピー、極上の体験

タラソテラピー(thalassothérapie)の発案者はフランス人です。1865年、ジャック・ドゥ・ラ・ベルナディエールは、ギリシャ語のタラサthalassa(海)とテラピアtherapia(テラピー/セラピー)を組み合わせてこの言葉を生み出しました。

熱した海水が高い治癒効果を持っていることは古代から人びとに知られていました。その効果を応用した史上初の施設は、ヨーロッパの大貴族たちだけが利用できる医療機関でしたが、今日では、海水の温浴、すなわち海の恵みとトータルセラピーを掛け合わせた豪華な施設として世界中に広がっています。

一人ひとりの体に合わせた緻密なケア内容、最新テクノロジーを導入した設備、そして高い専門知識と技術を持ったスタッフが、ボディコンディションを改善へと導きます。医師、ダイエット指導士、運動療法士、水治療法士、エステティシャンが、豊かな経験値と最新のテクニックを駆使してケアにあたります。

痩身治療、マタニティケア、アンチストレス、疲労回復、バックケア(背中、腰)などの目的別ケアは、多くのタラソテラピー施設で伝統的に行なわれています。

タラソテラピーのメッカといえば、大西洋に接するマンシュ(Manche)の海岸や地中海の沿岸です。今日、世界的に名高い約50もの施設があり、それぞれが特性、特徴あるケアを提供しています。