オクシタニー地方で開催されるフェスティバル「IN SITU 遺産と現代アート」

8回目を数える今年のフェスティバル「IN SITU(その場所で)」は、オクシタニー地方全土で大々的に開催されます。
フェスティバルの会期は2019年6月21日から9月29日までで、当地方内の15の名所に現代アートのインスタレーションを展示。アートと建築物の出会いを演出する、当地方のはずせない観光ルートとなることでしょう。

9年前よりル・パス=ミュライユ協会が開催しているフェスティバル「IN SITU」の第一の使命は、オクシタニー地方の遺産と建築物の価値を高めることです。現代アートと建築遺産を対話させることで、当フェスティバルは南仏オクシタニー地方の歴史と国際的なアーティストの現代的なビジョンとをつなぐ架け橋となっています。

「IN SITU 2019」の首都、ロデス

スラージュが100歳を迎える今年、 「IN SITU 2019」の首都に選ばれたのは彼の生まれ故郷、ロデスです。「一番の名誉は一番の功労者へ」というわけで、ロデスに見る人を驚かせるミゲル・シュヴァリエの大型バーチャルインスタレーションが展示されます。タイトルは「デジタル超新星」。作品は2019年8月8日から18日まで、ロデスのノートルダム大聖堂に映し出されます。これは第8回目を数える今年のフェスティバルの目玉であり、2018年にカルカッソンヌで紹介されたフェリチェ・ヴァリーニのインスタレーション「エキセントリックな同心円」に続くものです。

15カ所を会場とする今年の第8回「IN SITU」は、ロデスのあるアヴェロン県にとどまらず、ほかの7県でも開催されます 。フェスティバルの会場をめぐる旅は、自然や歴史が大切に守られてきた南仏オクシタニー地方を探訪するユニークな手段となることでしょう!

IN SITU、オクシタニー地方8県に広がるアーティスティックなルート

建築遺産と現代アートが交差するとき、新たな視点が生まれ、まなざしが変わります。芸術や建築遺産を愛する人ならば、誰もがIN SITUのインスタレーションに幸せを見出すことでしょう! さらにこれはIN SITUの15の開催地の魅力を発見(再発見)する機会です。

開催地:

  • フランスの先史時代の代表的な遺産であるマスダジル洞窟とベディヤック洞窟 (アリエージュ県)
  • ナルボンヌ大司教宮殿、フォンフロワド修道院、ラグラース修道院(オード県)
  • ロデスにあるノートルダム大聖堂、ドゥカズヴィル産業・鉱業遺産博物館(アヴェロン県)
  • 「素晴らしい庭園Jardin remarquable」に認定されているセヴェンヌにあるバンブズレー園 (ガール県)
  • ボー城、ジェローヌ修道院、ラ・リヴィニエール村(エロー県)
  • テラス・デュ・プイとフィジャックにあるコレージュ・デュ・ピュイ内の絵で飾られたサロン(ロット県)
  • サルス要塞(ピレネー=オリアンタル県)
  • ルルドにある城塞/ピレネー博物館(オート・ピレネー県)

「IN SITU 遺産と現代アート」はまた、美食、技術やノウハウ、豊かなライフスタイルなどオクシタニー地方のあまたある魅力を味わいつくす機会でもあります。2019年6月21日から9月9日まで、当地方で夏を満喫し、発見に彩られた芸術の旅を楽しんでみませんか。

実用情報 

2019年9月21日~29日
料金は公式サイトを確認してください

詳細情報 

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