2023年3月~都内でブルターニュの2つの特別展が開催!

フランス北西部、大西洋に突き出た半島に位置するブルターニュ地方。古来からブルトン語を話すケルト民族が住み、独特の文化と歴史を紡がれてきました。フランスの中でも異郷と称される、そんなブルターニュ地方についての特別展が、偶然にも今春都内で2つ開催されることになりました。ブルターニュへの旅気分を味わわせてくれる、特別展の開催概要をご紹介します。

『憧憬の地 ブルターニュ ーモネ、ゴーガン、黒田清輝らが見た異郷』

国立西洋美術館の「松方コレクション」を含む30か所を超える国内外の所蔵先からブルターニュを表した珠玉の作品約160点をはじめ、当時の画家たちの旅先での絵葉書や旅行トランクも展示。モネやゴーガンをはじめとする、19世紀後半から20世紀はじめにかけてブルターニュを訪れた多くの画家たちがこの「異郷」に何を求め、何を見出したのかを探ります。黒田清輝や藤田嗣治など同地を訪れた日本の画家にも注目するこれまでにない試みです。展覧会アンバサダーで女優の杏さんによる、音声ガイドナビゲーターもお楽しみください!

会場:国立西洋美術館(東京、上野)
会期:3月18日(土)- 6月11日(日)
開館時間:9:30~17:30(毎週金•土曜日は20:00まで)
※5月1日(月)、2日(火)、3日(水・祝)、4日(木・祝)は20:00まで開館 ※入館は閉館の30分前まで
休館日:月曜日 ※3月27日(月)と5月1日(月)を除く
公式サイトはこちら (外部リンク)

『ブルターニュの光と風 - 画家たちを魅了したフランス〈辺境の地〉』

ブルターニュに魅了された画家たちによる作品を通じ、同地の歴史や風景、風俗を幅広く紹介する展覧会。深緑の海や険しい断崖が連なる海岸線、平原と深い森とが織りなす固有の景観、また、そこに暮らす人々の慎ましい生活と敬虔な信仰心は、19世紀初め以来、数多くの画家たちの関心を掻き立ててきました。ブルターニュに関する作品を多数所蔵するカンペール美術館の作品を中心に、45作家による約70点の油彩・版画・素描を通じて、フランス〈辺境の地〉ブルターニュの魅力に触れてみませんか?

会場:SOMPO美術館(東京、新宿)
会期:3月25日(土)- 6月11日(日)
開館時間:10:00 - 18:00(入館は閉館30分前まで)
休館日:月曜日/展示替期間/年末年始
※ 台風、大雪などにより、JR等が計画運休となった際には臨時休館とする場合があります。
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公式サイトはこちら (外部リンク)