フランスのサヴォワ・フェール:クリスマスに贈るプレゼント8選

オリジナルの香水を作る、赤ワイン添えポーチドエッグに手間ひまかける、自分だけのアート・ジュエリーを作る、シュー生地をクリーム状にする・・。クリスマスにいろいろなノウハウの手ほどきを受けてみませんか?有名シェフから学ぶ料理教室、陶芸家が運営するセラミック・カフェ、調香師の監修による香水作りのアトリエなど、フランス式アール・ド・ヴィーヴルの全てが、ツリーの下に勢ぞろいです。

シェフと一緒に料理作り

アトリエでフランスの有名な料理番組「トップ・シェフ(Top Chef)」を体験してみませんか?これぞまさに、食通や美食家たちが喜ぶこと間違いなしのプレゼント。フランス各地の郷土料理のレシピと同じくらい豊富なオファーから選べます。ボルドーの赤ワイン添えポーチドエッグやべアルネーズソース添えの肩ロースを、ニースの太陽をいっぱいに浴びた朝市の食材を用いた料理を、そしてパリのオーガニック・レシピを。あらゆる好みにマッチしたコースが必ずあります!アラン・デュカス料理学校の教室では、バスク地方、コルシカ、サヴォワ、ノルマンディーやブルターニュといった各地方の味付けで、「お祭りの日」の料理、「伝統料理」、また「ビストロ料理」の調理法を交互に取り上げます。またフランスのおいしい料理になくてはならない重要な基本として、バゲットやその他のパン作り、ワインのブレンドやビール醸造をウィキャンドゥーのアトリエで、またちょっとしたチーズ作りをレ・ラフィヌールで学べますよ!

アラン・デュカス料理学校公式サイト (外部リンク)
パリ・ファンブッカーのオーガニック料理教室公式サイト (外部リンク)
ウィキャンドゥー・ガストロノミーのアトリエ (外部リンク)
レ・ラフィヌールのチーズ作り教室公式サイト (外部リンク)

調香師と一緒に自身の香水作り

香水ほど個性的なものは他にありません。とりわけ、それを自分で作るとなればなおさらです!フランスの高級香水の本場、グラースとエズ村にあるガリマール社のアトリエでは、‘陶酔のイニシエーション’、‘驚くべきディスカバリー’また‘夢見心地のコンポジション’のプログラムが用意されています。調香師の案内で127の香りのエッセンスを試し、ご自身の名前を持つ香水を調香してみましょう。フラゴナールでは、オー・デ・コロンを調合しながら、香りのマジックに触れることができます。

また別の老舗香水メーカー、モリナールは、ニースとパリのアトリエで、4歳から8歳の子供を対象にそのノウハウを伝えています。自身の‘良い香り’を作るのに、年齢は関係ありません!そしてフローラルノートと、より素朴な香りのオリジナル・ブレンドといえば、リヨンにあるレ・キュリユで、香水作りとオーガニック・フェアトレードによる食前酒がセットで楽しめます!

ガリマール公式サイト (外部リンク)
フラゴナール公式サイト (外部リンク)
モリナール公式サイト (外部リンク)
レ・キュリユ公式サイト (外部リンク)

革職人と一緒にハンドバック作り

ハンドバックを見つけたい、ですって?
ベストなのは、自身で手作りすることです!ただ革細工の基礎を知っていれば、ですが。裁断、組み合わせ、チェーンの取り付け、などなど。ボルドーにあるリュスのアトリエでは革職人と一緒に、2時間でパーティーの衣装にあうシックなポーチを、3時間で‘おサイフ’カバンを作ることができます。パリの職人街、ダゲールDaguerreの中心部にあるラ・パティーヌでは、ディアーヌがエルメスで修得したノウハウを伝授してくれます。究極の手縫い、‘サドルステッチ(1本の糸の両側にそれぞれ針をつけ、同時に裏表から針を刺して縫い合わせる方法)’のやり方をご存知ですか?またパリにある、そしてリヨンにも間もなくオープンするル・ピジョン・コックで実践されているもう一つの秘訣は、より一層のサスティナビリティのための革のオーバーサイクル。革製品店やファッション業界で裁断された革の切れ端、あるいは未使用のまま眠っている革を利用します。 

アトリエ・リュス公式サイト (外部リンク)
ル・ピジョン・コック公式サイト (外部リンク)
ラ・パティーヌ公式サイト (外部リンク)

パティシエと一緒にお菓子作り

あなたの愛しい人たちは、マカロンやパリ・ブレストに目がない、ですって?それでしたらシュー生地やガナッシュの繊細なアートを学ぶ教室に、彼らをご招待してあげましょう!ジェヌヴィリエGennevilliersや地方でお菓子教室を開催するフィリップ・コンティチーニの味覚のアトリエでは、クラシカル・デザート再構築の父コンティチーニが、テクスチャーとフレーバーにより良く取り組む方法を直伝します!クリストフ・ミシャラクのところでは、自分の味覚に任せて‘オール・チョコレート’、‘プラリネ’、また‘シュー生地’の中から好きなテーマを選び、偉大なシェフ、ミシャラク又は彼の下で働くシェフたちが、繊細なお菓子を再現する様子を見学します。

おいしいお菓子を手作りするなら、ル・シェフ・アン・ボックスに向かいましょう。
シリル・リニャックCyril Lignacのキッチンで鍛えられたベテラン・パティシエたちの授業を受ければ、フォレ・ノワールForêt noireや サン・トノレSaint-Honoréに、もはや秘密はありません。ボガトでは、親子で参加する家庭のお菓子作りを体験した後、フランス全土のスイーツの旅に出かけます。ウィキャンドゥーでは、アロマトロジストの女性パティシエールと一緒に、ボルドーのカヌレとガトー・バスクを、そしてリヨンのエキゾチックなクマツヅラ入りのメレンゲ・レモンタルトを作ります。家中が良い香りに包まれますよ!

フィリップ・コンティチーニのアトリエ (外部リンク)
クリストフ・ミシャラク (外部リンク)
ル・シェフ・アン・ボックス・ラトリエ (外部リンク)
ボガト (外部リンク)
ウィキャンドゥーのカヌレのアトリエ@ボルドー (外部リンク)

ボード、あるいは絵筆によるシルク・スカーフの彩色

リヨンとシルクの間には、数世紀にわたるノウハウにより育まれた長い歴史があります。最も古い老舗の一つ、ブロシィエ・ソワリでは、17世紀から使用されている技術、すなわちボード・プリントに挑戦して、ご自身のスカーフを作ってみて下さい。まずは500種類もの色合いから染色を選び、次に絵柄を決めたら、細心の注意を払いながらの作業となる2時間の真剣勝負の始まりです。図柄を描くためには、色ごとに対応するたくさんのボードを重ね合わせなくてはなりませんよ!パリのソキナ・ギルモのアトリエ(又はリールのレ・ザルティザンヌ)では、スカーフや小さな絵にデコレーションを施すのに絵筆を使います。メニルモンタンMénilmontantにあるカロリーヌの工房では、スクリーン・プリントを学びますが、シルクを染色するのに玉ねぎ、キャベツ、アボカドといった自然の素材を使うのですよ!

ブロシィエ・ソワリ (外部リンク)
ソキナ・ギルモ (外部リンク)
レ・ザルティザンヌ (外部リンク)
ウィキャンドゥーの、カロリーヌによるシルクの植物染料入門 (外部リンク)

柳細工のプロと一緒に、かご細工入門

かご細工が、フランスに先祖代々伝わるノウハウであることをご存知でしたか?ロワール渓谷の小さな村、ヴィレーヌ・レ・ロシェVillaine-Les-Rochersでは中世以来、柳のかご細工が営まれており、熱気球のゴンドラや家具、またエルメスのバッグまで手掛けられているのですよ!ご自身でかごを作るには、家族経営の洞穴ファームを引き継いだエレーヌが主宰するアトリエ、レ・パニエ・デレーヌ(エレーヌのバスケット、の意味)に申し込むか、ドリDryに飛んでマリー・ジョーのアトリエで、鳥かごや庭用のバスケット作りを手掛けましょう。でも、かご細工はフランス全土の伝統でもあります。ブルターニュのブロセリアンドBrocéliandeの森の真ん中では、ヴェロニックが彼女のかご細工の秘密のいくつかを明らかにしてくれます。全てを知ることはできませんが、少なくとも装飾モビールを作れるくらいにはなりますよ!

レ・パニエ・デレーヌ (外部リンク)
マリー・ジョーのアトリエ (外部リンク)
かご細工のアトリエ (外部リンク)

アート・ジュエラーと一緒に、ジュエリーの秘密解明

溶けたエナメルパウダーが、アート・ジュエリーに形を変える前に1001色のニュアンスに包まれるのをご覧になって下さい。ヴァンクリーフ&アーペル社が設立したアート・ジュエリー学校が提供する体験コースの一つです。粉末を選び、原材料を砕き、金属彫刻やその他の技術などのこつを学びます。エナメル職人による指導のもと4時間かけて、いまにも舞い上がらんばかりの蝶の装飾を仕上げていただきます!そうすれば、アール・ヌーヴォーやアール・デコで重宝された、この素材の全てがおわかりになるでしょう。

パリのマレ地区の中心、又はエッフェル塔のふもとにあるモナの創作アトリエでは、アート・ジュエリーのノウハウの基礎―デッサン、切削加工、石の艶出しなど―を二人一組で学ぶことができます。しかも食事とフランスのボトルワイン付きで。これも芸術ですからね!

⇒アート・ジュエリー学校 (外部リンク)
⇒モナのアトリエ@パリ&ボルドー (外部リンク)

あっという間の陶芸学習

陶芸アートの基礎を学びながら、友達同士で食前酒を味わってみませんか?これが、出会いの場とアトリエを一つにしたセラミック・カフェの一風変わったコンセプトです。パリの11区と14区に、‘セラミカフェ’2店舗をオープンしたジュヌヴィエーブのアトリエでは、絵筆を持ち、あるいは名うての陶芸家に陶芸の基礎を教わりながら、紅茶やオーガニック・ワインと一緒に、ビーガン食(植物性食品のみの食事)やグルメプレートをつまみます。そしてパリ11区のラ・パポトリーでは、日曜日にはブランチを楽しみ、他の曜日はおしゃべりに花を咲かせます。

さらにパリのアトリエ、ジュ・ド・マン(ハンドゲーム、の意味)では、造形や撮影に没頭することができます。他にも何かできないかと模索されるなら、トゥールーズのセラミック・ティーサロン、レ・レヴリー・デルキュル(ヘラクレスの夢物語、の意味)のチューターと一緒にアフター・ティーを楽しみ、作業キットを持ち帰って家で腕を磨くことができますよ! 

ジュヌヴィエーブのアトリエ (外部リンク)
ラ・パポトリー (外部リンク)
ジュ・ド・マン (外部リンク)
レ・レヴリー・デルキュル (外部リンク)