ラ・セーヌ・ミュージカルでミルピエの「ロミオとジュリエット」

フランス人振付師バンジャマン・ミルピエが彼の「ロミオとジュリエット」をひっさげてフランスに帰ってきます。プロコフィエフの伝説的なバレエを全面的にリニューアルした新バージョンをL.A.ダンスプロジェクトと世界初上演するのです。会場はパリのラ・セーヌ・ミュージカルLa Seine Musicale。会期は2020年5月29日から6月6日までの7日間です。

これは2020年パリのダンスシーンのハイライトのひとつです。バンジャマン・ミルピエが、新作を世界初演するのです。演目は、全面的にリニューアルしたロミオとジュリエット。L.A.ダンスプロジェクトによる公演です。ミルピエの振り付けを彼のダンスカンパニーのダンサーたちが踊り、世界中でラ・セーヌ・ミュージカルでのみ、ロングバージョンで上演されるだけに、これはパリの演劇・ダンスシーズンの主要なイベントとなることでしょう。会期は2020年5月29日から6月6日までの7日間です。

ダンスであらゆる愛の形を称える

バンジャマン・ミルピエは、セルゲイ・プロコフィエフの音楽を用いながら、あの伝説的なバレエを作り直しました。主人公は現代の都会に暮らす若者たち。彼らは自分たちが結ばれることを阻む社会の規範にぶつかっています。ダンサーのキャスティングは毎晩変わります。さまざまな人種や性別のバリエーションを持たせることによって、このロミオとジュリエットは、現代のロサンゼルスを舞台にした、ダンスによるあらゆる愛への賛歌となるでしょう。

ラ・セーヌ・ミュージカルの最先端の舞台装置が活躍

舞台では最先端の設備が活躍します。ユニークなプロジェクション装置を使って会場の意外な場所や舞台裏からの中継映像で場面を作り、ダンサーは直接撮影されながら、舞台から画面へ移動するのです。

2017年にパリの西部に誕生したラ・セーヌ・ミュージカルでは、あらゆる種類の音楽やダンスが上演されます。バンジャマン・ミルピエは、ダンス、映画、演劇をミックスすることで、障害にぶつかる愛を描いた有名な悲劇にユニークな新しい光をあてました。踊るのはL.A.ダンスプロジェクトのダンサーです。

バンジャマン・ミルピエとセバスチャン・マルコヴィッチが率いるL.A.ダンスプロジェクトは、ロサンゼルスを拠点に活動する12人のダンサーで構成されています。彼らはミルピエの新作や古典バレエのリメイク、気鋭の若手振付師たちの作品に出演しています。そして、映像作家、写真家、ミュージシャン、デザイナー、作曲家など、多分野にわたる人々とのコラボレーションによる活動を特色としています。

実用情報 

La Seine Musicale - Ile Seguin à Boulogne-Billancourt
La Seine Musicale - Ile Seguin à Boulogne-Billancourt