2019年フリーダイビング世界選手権、コートダジュール

2019年9月2日~15日、1996年に始まったフリーダイビング世界選手権が、コートダジュールのヴィルフランシュ・シュル・メールで5回目の開催を迎えます。今大会は、プロダイバーの手ほどきによる体験フリーダイビングもあり、一般市民も参加できるグラン・ブルーの祭典となります。

深さ130m。ロシア人のアレクセイ・モルチャノブが、足ひれ着装で潜り海中深度を競う種目でうちたてた、海洋深度競技コンスタント・ウェイト・ウィズ・フィンの世界記録です。
2019年9月2日から15日まで、ニース大学クラブ協会主催のAIDAフリーダイビング世界選手権が、ヴィルフランシュ・シュル・メールで開催され、約50か国から140名近いアスリートが集結、世界記録を目指して競技にのぞみます。参加選手のひとり、数々の世界記録を持つニース出身のギヨーム・ネリーは、2015年の引退後、36歳で再び競技に戻ってきます。彼はビデオや著書で、海中の幻想的な光景を紹介し、ダイビング愛好家のみならず、広く大衆を魅了しています。

ヴィルフランシュ・シュル・メールの錨泊地は、長くダイビングが行われてきた場所で、他にない素晴らしい海底への急斜面を持つフランスのフリーダイビング発祥の地です。
すでに1960年代には、海軍士官のクストーがこの錨泊地に魅せられ、海底生活に挑戦しました。
今回の世界選手権では、200m沖合に設置された浮体式ダイビング台で海中深度を競う3種目(足ひれあり&ロープなし、足ひれなし&ロープなし、フリーイマージョン(足ひれなし&ロープあり))の競技に臨みます。公式会場マリニエールビーチに設置された巨大スクリーンでは、競技の様子を放映します。

息をのむ一日

今年は大会史上初めて、一般の方もフリーダイビングの基礎講習会を受けたり、競技の舞台裏に入ることができます。1日券を購入すれば、プロの手ほどきのもと体験フリーダイビングへの参加や、ウオータースポーツ(カヌー、カヤック、ラテン帆など)の挑戦、また船で競技会場を訪れたり、ビーチで選手たちの練習風景を見学したり、公式会場で選手たちと食事を共にすることができますよ。

AIDAフリーダイビング世界選手権は、この競技の世界チャンピオンたちが集まる年に一度の大会です。このスポーツの祭典は1996年にヴィルフランシュ・シュル・メールの錨泊地で始まり、世界各地のダイビングスポットで毎年開催されています。イベント会場では、科学者を招いて講演会も開かれます。

実用情報 

2019年9月2日~15日
Plage des marinières, à Villefranche-sur-Mer